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ドルトムントとの対戦に充実感見せる中村憲剛「もう一回やりたい」

2015.07.08

ドルトムント戦に出場した中村憲剛(右) [写真]=Getty Images

 川崎フロンターレは7日、日本代表MF香川真司とMF丸岡満が所属するドルトムントと対戦し0-6で敗れた。試合後、MF中村憲剛が取材に応じている。

 中村は「もう5年くらい前でもよかったなと、これを体感できるのが。34歳ですからね。でも十分刺激的でした。まあ悔しいんですけど、監督が(ボールを)止めすぎるとか普段言ってる、一番速い、正確で速いっていうのはこれか、と。これかっていうかこのレベルなんだなというのは、僕らはまだまだだし」と話し、試合に敗れたものの充実した様子をみせた。


 また、「学ばなきゃいけないとこが多かった。とにかく正確なんだよね。止めるとことかも、取れないとこに置く。これが彼らの日常だから。でもこういうところに大差で勝つのがバルセロナとかでしょ。どうなってんだよ(笑)。日本サッカーどうしていけばいい…どうすりゃいいんだよ…(笑)」と、欧州の強豪クラブの実力を痛感している。

 フロンターレの風間八宏監督は、言葉では伝わらないものを目の前で選手たちが見れたことが一番の収穫と言っていたが、中村はこの試合で得たものを次のように話した。

「ミスをしない。そんなにスピードだしてないんだけど、正確だから速いんですよ。コース取りとかも、スペースにジャストのタイミングで入っていって、そこにピタッと足元に入るから、それだけでビッグチャンスになる。前半ベンチでみてて、そんなに難しいことはしてないんですけどパーンと出してそれをピタッと止めてるだけで。クロスも、(香川)シンジの1点目もそうですけど平気で、居たら合わせてくれる」

「内容的にはネガティブでしかないですけど、得れたものは多いと思います。これをほんと、一人一人変えていけると思うので。やってよかったと思います。何よりも、楽にやられたことが悔しい。でも裏を返せば、楽にできるってことなんですよね。自分たちさえしっかりしてれば、相手がいくらプレッシャーかけてきてても打開できるんですよ。だからそこは自信だと思うんですよね。日頃やってる土壌、高いレベルでやってるところからくる自信だと」

 この試合2得点を決めたドルトムントのガボン代表MFピエール・エメリク・オーバメヤンについて問われると「陸上選手みたいだった(笑)。能力の高い人たちが技術もあって規律も守れたら、そりゃ強いです。だから日本もああいうとこと互角に戦うには…どうするんだろうなぁ。まあほんともう、突き詰めるしかないんですよね。もっとやらなきゃだめだと思います。今日は寝れないですね。もう一回見ます、試合」とコメントしている。

 そして最後に「もう一回やりたいなぁ。長いサッカー人生の中でもトップ3に入るくらい、カルチャーショックじゃないですけど、ほんとにまだまだだなと、久々に体感しました。ブラジル代表戦でも思いましたけど、クラブでは初めてだと思います。これを糧にしなきゃいけないなと思います」と、貴重な体験を振り返った。

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