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資金難で帰国の元横浜FM斎藤陽介、欧州再挑戦へ出資募る

2015.04.20

FCウファでプレーしていた際の斎藤

 横浜F・マリノスツエーゲン金沢でプレーし、海外ではシンガポール、ラトビア、ロシア、ベラルーシと渡り歩いたFW斎藤陽介が、チャンピオンズリーグ出場を目指すためにクラウドファンディングにて支援を募っている。

 ベラルーシのクラブを退団後、無所属の状態で2015年は欧州の各クラブでトライアウトを受けるなどして、移籍先を探していた斎藤だが、契約合意に至らず。3月に自身のブログ(http://ameblo.jp/yosuke-saito/)で帰国を決断し、夏の移籍市場で再度欧州挑戦を目指すことを明かしていた。

 主に東欧地域を中心に移籍先を探すも、ウクライナの情勢不安や欧米のロシアへの経済制裁による交渉の難化、ベラルーシの通貨価値引き下げに伴い、退団後に給与が未払いとなり、国外から預金を引き出せなくなるといった困難な状況を報告していた。

 斎藤は滞在費や移動費、食費を賄うことができずに帰国を余儀なくされました」と帰国の理由を説明。資金難が帰国の一因であるとした。その斎藤は、夏の欧州移籍を目指し、クラウドファンディング(http://camp-fire.jp/projects/view/1903)にて資金を募ることを発表した。

 斎藤は渡航費、滞在費、食費、エージェント料、日本のトレーナーを付けてのトレーニング費用の計90万円をクラウドファンディングで集める。

 斎藤はサイト内で以下のようにメッセージを綴っている。

「日本代表にも選ばれたことのない27歳のサッカー選手が世界最高峰の舞台にチャレンジする。無謀にも思えるこの挑戦ですが、まだ出来ると自分自身が信じている以上、そして応援してくださる人がいる以上、この夢を決してあきらめたくはありません。人生一度きり。サッカー選手の引退の平均年齢が25,6歳と言われてる世界で今しかできないこのチャレンジを人生を懸けてやってみたい」

「横浜Fマリノス在籍時からも海外には興味があると常日ごろから言っていた自分にある選手が声をかけてくれました。『おまえはさっさと海外でプレーしてた方がいいよ。そっちの方がおまえに合ってるし。』彼の名前は松田直樹」

「日韓ワールドカップにも出場した横浜Fマリノスのレジェントは自分が去った年と同じ2010年にマリノスを退団。翌年当時JFLに所属していた松本山雅に移籍しJ1昇格を目指していましたが、移籍したその年、ピッチ上で倒れ息を引き取りました。試合中でも練習でも強い闘志を見せ、あの時にかけられた言葉が今でも忘れることができません。偉大な先輩の想い、家族、ファン、応援してくださる全ての人のため、自分のために全力でプレーをします。みなさんのご支援ご協力をよろしくお願いします!!」

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