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香川真司が復帰までの2カ月を振り返る「自分に与えられた試練だと思っていた」

2013.03.13

サムライサッカーキング 4月号]

オールド・トラッフォードでの衝撃的なホームデビューから2カ月もの離脱を余儀なくされた昨年10月のケガを乗り越えて、香川真司は今、何を思い、何を考えているのか。本音が語られたマンチェスター・ユナイテッドの公式日本語サイト『MANUTD.JP』から、香川の最新コメントを紹介しよう。

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写真=Getty Images

――ケガをした試合直後のインタビューでは、そこまで長くは掛からないだろうというような発言をされていましたが、結果的には復帰までに2カ月も掛かってしまいました。

K 基本的にドクターからは、復帰までに早くて4週間から6週間、長くて2カ月から2カ月ちょっとと言われていたんです。内側側副靭帯は一度、セレッソ大阪時代にケガをしたことがあったので、自分の経験上、だいたい1カ月ぐらい掛かるだろうと思っていました。そういう意味では、1カ月だったら逆に精神的にもリラックスして、また新鮮な気持ちでプレーできるんじゃないかなと思っていたので、前向きに良い期間だと捉えていたんですけどね。治りがなかなか遅くて、実際には2カ月ほど掛かってしまい、苛立ちもありましたけど、でもケガというのはしっかり治すことが大事ですからね。そう捉えて治療に取り組んでいました。

――ケガから復帰するまでの2カ月間、心の支えになっていたものは何だったのでしょうか?

K 新たな環境に来て1年目でケガをして難しい部分はありました。ただ、それは自分に与えられた試練ですし、ここを乗り越えたらまた成長できると感じていたので、そういうプラス思考でトレーニングしていました。

――シーズンも後半戦に突入していますが、意気込みを教えてください。

K 自分のコンディションは前半戦よりも明らかに良い状態にあると手応えを感じていますし、試合に関してもここ数試合は少しずつですが手応えを感じています。後半戦の大事な時期に、コンディションをマックスに持っていけるようにしていきたいと思いますし、その中でチームに貢献したいですね。やはりそこが自分に求められているところでしょうから。前半戦はケガであったり、自分のプレーの表現であったりがなかなかうまくいかなかったので、それは後半戦でしっかりと修正していきたいと思っています。

――プレミアでの優勝争いというのは、本当に貴重な経験ですよね?

K このチームは本当にタイトルを求められていると思いますし、そういう中でプレーできているのは素晴らしい経験ですね。この経験をしっかりピッチに生かしていかなければいけないので、何年後かにユナイテッドでタイトルを取れたと誇れるように、今を大切に、この仲間たちといろんなものを勝ち取っていけるようにしたいです。その中で自分もみんなに付いていくんじゃなくて、その輪に入って、結果を残してやり切れるように頑張っていきたいと思います。

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