2012.12.29

監督交代で暗転した宇佐美貴史、ホッフェンハイム全試合採点付き通信簿

写真=原田亮太
宇佐美貴史
 9月16日のフライブルク戦、宇佐美貴史は新天地ホッフェンハイムで初ゴールを刻んだ。開幕から3試合目、シーズン初先発で結果を残し、その後9試合連続で先発出場。レギュラーの座をつかみ、第5節のシュトゥットガルト戦では2点目を記録した。しかし、チームは白星に恵まれず、バベル監督が解任。指揮権がクラマー暫定監督に代わると、宇佐美は完全に出場機会を失った。12月18日、ホッフェンハイムはクルツ新監督を招へい。新指揮官の就任で宇佐美の立場は代わるのか。ホッフェンハイムの後半戦は、1月16日のシュトゥットガルト戦となっている。

 リーグ戦の再開を前に宇佐美の2012-13シーズン、リーグ前半戦出場記録をドイツメディアの寸評とともに振り返ってみよう。

▼2012-13シーズン前半戦 宇佐美貴史 出場記録
ブンデスリーガ:13試合・2得点・2アシスト

【8月】
■8月25日|ブンデスリーガ第1節 vsボルシアMG(A)1●2
出場時間:22分間(途中出場)
『Sortal.de』採点:3
『Sortal.de』寸評
「速さをもたらすが、彼の上手いパスが新たな同点弾を生み出すことはなかった。ツキがなかった」

【9月】
■9月1日|ブンデスリーガ第2節 vsフランクフルト(H)0●4
出場時間:45分間(途中出場)
『Sortal.de』採点:4.5
『Sortal.de』寸評
「機能していないチームに投入され、自らもチームメイトのレベルに合わせてしまった。時おり攻撃を活性化させようと試みてはいたが、出だしで失敗に終わることがほとんどだった」

■9月16日|ブンデスリーガ第3節 vsフライブルク(A)3●5
出場時間:先発フル出場(1得点・1アシスト)
『Sortal.de』採点:3.5
『Sortal.de』寸評
「素晴らしいテクニックの持ち主で、32分、35分のプレーのように、チームが機能していなくても個人技で輝ける。彼のゴールは、まさに最高レベルのものだった。このバイエルンからの新入団選手、ディフェンス面ではまだ改善していく点がある」

■9月23日|ブンデスリーガ第4節 vsハノーファー(H)3○1
出場時間:81分間(先発途中出場)
『Sortal.de』採点:3.5
『Sortal.de』寸評
「よく走るというのは、宇佐美が手にするにふさわしい評価だ。ことあるごとに彼はジョンソンとともにハノーファーのもろい右サイドをこじ開けた。もっとも、目に見える成果は挙げられず、骨折りではあったものの平均点以上の評価には足りず」

■9月26日|ブンデスリーガ第5節 vsシュトゥットガルト(A)3○0
出場時間:67分間(先発途中交代、1得点・1アシスト)
『Sortal.de』採点:1.5
『Sortal.de』寸評
「クレバーなパスで、シュトゥットガルト守備陣の間を突破するのがより一層上手くいった。一例として、20分にジョンソンに出したパスを挙げておこう。まだ試合が本格的に始まっていない時間帯に決めた宇佐美の先制ゴールは、パフォーマンスに対してもたらされた最高の結果だった。酒井からボールを奪うだけにとどまらず、一見の価値ありの独走でチームを勝利へと導いた。加えて、ジョンソンのゴールのアシストまで決めている」

■9月29日|ブンデスリーガ第6節 vsアウクスブルク(H)0△0
出場時間:先発フル出場
『Sortal.de』採点:3.5
『Sortal.de』寸評
「ホッフェンハイム攻撃陣の中では、最も攻撃的だった。彼がゴールへと走り出すと相手への脅威へつながることがしばしばあった。もっとも、宇佐美はそうしたプレーをもっと頻繁にやっていかなければならなかった」

【10月】
■10月6日|ブンデスリーガ第7節 vsバイエルン(A)0●2
出場時間:63分間(先発途中交代)
『Sortal.de』採点:5
『Sortal.de』寸評
「攻撃の局面では効果的なプレーができず、逆にバイエルンの素早いカウンターにつながるボールロストが何度か見られ、そのうちの一つがバイエルンのゴールにつながった。非常に上手いプレスも、ミス一つによって隠れてしまった」

■10月19日|ブンデスリーガ第8節 vsグロイター・フュルト(H)3△3
出場時間:70分間(先発途中交代)
『Sortal.de』採点:4
『Sortal.de』寸評
「何度か良いドリブルも見せたが、プレーが上手くいくことはあまりにも少なかった。そしてペナルティーエリアまで攻め込んでもフィニッシュが合わず。明らかに以前のパフォーマンスの方が良かった」

■10月27日|ブンデスリーガ第9節 vsマインツ(A)0●3
出場時間:先発フル出場
『Sortal.de』採点:5
『Sortal.de』寸評
「相変わらずスピードはあるが、またしてもフィニッシュで精細を欠いた。全ての好プレーを自ら台無しにしている。後半のシュートは、1本だけだったがそれ自体はよかった。その他のことについては言及しないでおこう。パス成功率も不確かなため、アシストをする選手としても出てくることができないでいる」

【11月】
■11月3日|ブンデスリーガ第10節 vsシャルケ(H)3○2
出場時間:62分間(先発途中交代)
『Sortal.de』採点:3
『Sortal.de』寸評
「シャルケの中盤が落ち着かなかった理由のひとつに、宇佐美の存在がある。それほど多くの1対1(の競り合い)をしていたわけではないが、彼の左サイドから何度となく上手い攻撃を展開し、ジョンソンがライン際でダッシュをかけた時もしっかり持ちこたえていた」

■11月10日|ブンデスリーガ第11節 vsデュッセルドルフ(A)1△1
出場時間:53分間(先発途中交代)
『Sortal.de』採点:5
『Sortal.de』寸評
「すでに前節のシャルケ戦で、この日本人選手は経験の浅さを露呈していた。そして再びこの試合でも(同じようなプレーをしてしまった)。彼が完全に試合から消えていたというわけではない。しかしながら、彼がやろうとしたことはことごとく正確さとエスプリに欠けていた。彼にとっては一度休むというのもよいだろう」

■11月25日|ブンデスリーガ第13節 vsレヴァークーゼン(H)1●2
出場時間:7分(途中出場)
『kicker』採点:4.5
『Bild』採点:4

■11月28日|ブンデスリーガ第14節 vsニュルンベルク(A)2●4
出場時間:45分(途中出場)
『Sportal.de』採点:3.5
『Sportal.de』寸評
「少なくともマルクス・バベル監督が期待したテンポをもたらした。その結果、チームにPKをもたらした」