2015.12.20

【プレイバックインタビュー】ネイマール/「世界一になってサントスFCの歴史に名を残したい!」

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 3年ぶりに日本で開催しているFIFAクラブワールドカップ。20日、バルセロナは南米王者のリーベル・プレートと決勝を戦う。

 昨シーズン、バルセロナは圧倒的な強さでリーガ・エスパニョーラ、コパ・デル・レイを制すと、4年ぶりのチャンピオンズリーグ優勝を果たしてクラブW杯への出場を決めた。広州恒大を迎えた17日のクラブW杯準決勝では、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスが大会史上初のハットトリックを達成。3-0で広州恒大を下し、世界一へ王手をかけた。

 この試合、脅威の攻撃力を誇るアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、スアレス、ブラジル代表FWネイマールの南米トリオ“MNS”が揃うことはなかった。ネイマールは来日前に左足内転筋を負傷、メッシに関しては尿管結石を患い、急きょ試合を欠場した。

 そんなネイマールとメッシだが、実はクラブW杯での対戦経験を持つ。今から4年前の2011年、クラブW杯決勝でバルセロナはサントスFCを4-0で撃破し、二度目の大会制覇を飾った。当時まだ19歳だったネイマールは、強豪バルセロナを前に爪痕を残すことができなかった――。

 今回は2011年大会のオフィシャルプログラムに収録されたネイマールのインタビューをご紹介。懐かしい写真とともにサントスFC時代のネイマールを振り返る。

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48年ぶりに南米王者に輝いたサントスFC。その攻撃の中心にいたのが19歳のネイマールだった。サッカー王国ブラジルが生んだ最新の最高傑作であり、サントスFCの生きる伝説であるキング・ペレとも並び称される“新しいペレ”が、世界一になるべく、決戦の地、日本に降り立つ。

――コパ・リベルタドーレスで特に印象に残っている試合はありますか?

ネイマール やはり優勝を決めた決勝第2戦のペニャロール戦です。後半開始直後に自分が先制ゴールを決めて勝利に貢献することができました。南米王者に輝き、サントスFCの歴史の新たな1ページを作ることができたことは、僕にとって忘れられない思い出です。試合 終了のホイッスルが鳴った瞬間は、長い戦いを勝ち抜いた安堵と喜びのあまり、南米チャンピオンになれたことが自分でもすぐには信じられないほどでした。今シーズンのサントスFCはコパ・リベルタドーレスとサンパウロ州選手権を並行して戦わなければならなかったため、大会序盤は過密スケジュールが影響してなかなかチームの調子 が上がりませんでした。一時期はコパ・リベルタドーレスでグループリーグ敗退の危機を迎えましたが、チーム全員がどの試合も集中力を切らさずにプレーできたことで、48年ぶりの南米王者とサンパウロ州選手権の2連覇を達成することができたのだと思います。

――コパ・リベルタドーレスでは14試合中13試合に出場して6得点3アシス トを挙げる活躍でした。

ネイマール ケガなどによって戦線離脱をせずに大会を通じて出場できたことは、チームに対して貢献できた部分だと思います。ただし、チーム全員がそれぞれ与えられた役割をしっかりと果たすことができたからこそ、サントスFCの優勝につながったのだと思っています。

――2011年はチームにとってもネイマール選手にとっても、大きな変化があった年だったのではないですか?

ネイマール 2つのビッグタイトルを獲得できたことで、チームも僕自身も精神的に一回り成長することができたような気がします。また、FIFAワールドカップ南アフリカ大会後、ブラジル代表監督がマノ・メネゼス監督に代わってすぐにセレソンに初招集されました。今年3月27日に行われたスコットランド戦で2ゴールを決められたことで自分の存在価値をアピールできたと思います。ただし、今はサントスFCの一員として、TOYOTA プレゼンツ FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2011で今年3つ目のタイトルを獲得することが最優先事項です。

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――サントスFCのサッカーの特徴は何だと思いますか?

ネイマール サントスFCは国内屈指の攻撃力を誇っています。今年のブラジル全国選手権で得点王になったボルジェス(2006年にベガルタ仙台に在籍)を始め、得点能力が高くゴールを量産できるストライカーがいますし、中盤の選手はスピードがあり、ペナルティーエリア外からもゴールを狙える技術を持っています。守備ではエドゥー・ドラセナやレオなど経験豊富なDFがピッチ上をしっかりと管理しています。彼らの守備があるからこそ、僕たち攻撃陣は安心して相手ゴールを目指すことができるのです。

――自身のプレースタイルについてはどうですか?

ネイマール 僕の役割は全力で攻撃に参加してゴールを決めることですが、ピッチ外ではチームを明るくするムードメーカー的な役割も兼ねています。僕の人生哲学は『大胆さと快活さ』で、それはサッカーにおいても言えることだと考えています。

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――どのようにして現在のプレースタイルを身につけたのですか?

ネイマール 神様から授かった才能だと思います。でも僕は昔も今もサッカーが大好きで、他のことをしている自分自身の姿が想像できません。子供の頃は、自宅にサッカーボールが50個あった時期もあったほど、サッカーにハマっていました(笑)。サッカーの練習が大好きで、日々の努力の積み重ねにより、サッカーの技術を上達させることができたのではないかと思います。

――あなたがサントスFCで学んだのはどんなことですか?

ネイマール 僕にとって、サントスFCは第二の我が家です。自宅よりもクラブハウスで過ごす時間のほうが多いので、よく冗談で『第一の我が家』なんて言ったりすることもあるほどです。サントスFCは、練習設備などの物質的要素だけでなく、サッカー選手として感じる幸せという精神的要素まで、僕がサッカーをするために必要とするすべての物を与えてくれました。ここで僕はサッカー選手としても、一人の人間としても成長することができ、本当に感謝しています。

――FCバルセロナと対戦することになった場合、どのように戦いますか?

ネイマール もし対戦することになったら、チーム一丸となって勝利を目指したいです。また、多くのサッカーファンが僕とリオネル・メッシとの対決を期待してくれていると聞きましたが、僕たちが日本でプレーすることを皆さんに歓迎してもらっているのが、ひしひしと伝わってきます。

――TOYOTA プレゼンツ FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2011での目標を教えてください。

ネイマール 世界一になってサントスFCのメンバーとして歴史に名を残すことです。僕自身、日本に行くのは今回が2度目で、前回は16歳の時にU-16ブラジル代表として仙台カップに出場しました。今回も日本という国と、日本の文化をよく知ることができることをうれしく思います。日本中のサッカーファンがサントスFCを応援してくれることを期待しています。

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――日本のサッカーファンにメッセージをお願いします。

ネイマール まず日本というすばらしい国に対し、尊敬と親しみの言葉を贈りたいと思います。僕自身も再び日本を訪問できることを本当に楽しみにしています。チームメイトのボルジェスやエンリケ(2007〜2009年にジュビロ磐田に在籍)は、Jリーグでのプレー経験があり、彼らからは、日本のサポーターが熱狂的で選手たちに勇気を与える存在だと聞いています。僕たちが世界チャンピオンになる瞬間を、日本の皆さんと一緒に分かち合いたいですね。

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