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『WINNER STAYS』に浦和3選手が登場…関根、激戦方式を勝ち抜くカギは「攻守の切り替え」

2015.11.11
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 11月8日、都内某所で一風変わったフットボールバトルが行われた。その名も『WINNER STAYS TOKYO』。ナイキが主催する“超攻撃的な変則ルール”のフットボール大会で、浦和レッズに所属するMF平川忠亮、MF関根貴大、FW李忠成らがスペシャルゲストとして登場した。

 この日は4週連続で実施される「WEEKEND GAME(予選ラウンド)」の第2回目が行われた。本大会は、GKなしの4対4という変則マッチが組まれ、制限時間5分の中で最初のゴールを決められたチームは1人が退場となり4対3で試合を続行。通算2点目を決めたチームが勝ち残り、次のチームを迎え撃つ。一方の敗者は最後尾に並んで再び試合機会を待つという、まさしく激戦必至の勝ち残り戦だ。「WEEKEND GAME」の他にも、不定期で開催されるストリートバトル「STREET GAME」があり、それぞれの勝利ポイントの合算で順位を競いながらFINAL ROUND進出を目指す。

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 3選手の「チャンピオンを目指して頑張って」という激励を受けて、選手たちはさらにヒートアップ。目の前で繰り広げられる熱戦を食い入るように見ていた平川は、「通常のフットサルに比べて、驚くほどフィジカルコンタクトが激しい。それは今のサッカーでも求められていることで、球際の部分はサッカーに近いと思いました。サッカーとフットサルの中間みたいなバトルで面白い」とコメント。勝負にこだわる参加者たちの体を激しくぶつけ合うプレーを間近で見て、「これは熱くなる。けがが怖いからサッカー選手じゃなかったら参加したのに」と変則ルールのバトルにすっかり魅了されたようだった。

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 一方の李は、「サッカーとは全く違う」と持論を展開した。会場には床と靴底が擦れて「キュッ」と鳴る音が響いていたが、「1対1の個の局面が圧倒的に多い。『キュッ』って音がよく聞こえるけど、選手の声がほとんど聞こえない。要は、チームスポーツのようで個人スポーツをやっている」と指摘。関根は個の技術に注目し、「狭い場所でやっていれば、自然と足元の技術やタッチの感覚は養われるし、そういう部分が11人制のサッカーにも活きる」とフットサルコート半面で行われているスモールサイドバトルはスキルの上達につながると話した。

 このバトルの面白い点として、最初のゴールを決められたチームは1人が退場することが挙げられる。関根が「1人少ない状況は完全に不利なので、その中でバランスを保ちながらやることが大事。焦れずに焦れずに、守備から攻撃への切り替えを速くすることが大事です。そこでカウンターを決められれば勝利なので、ルールを上手く利用することも意識してやれるといい」とアドバイスを送ると、李もまた「守ってカウンターしかないでしょ(笑)」と笑顔で続けた。

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 “超攻撃的な変則ルール”なだけあって、コートではリスクを冒す激しく挑戦的なプレーが続出。自身のリスクを冒すようなプレーについて、平川が「僕はリスクを冒さないタイプの選手なので、常に誰かがリスクを冒してもいいようにバランスを取ります」と語ると、李はサウサンプトン時代を引き合いに出し、「リスクがないとリターンはない。ゴール前のチャンスに人数をかけるとリスクもある。でも、行かなかったらチャンスも生まれません。イングランドではそういう局面の時によく“ギャンブル”という言葉を使っていました。リターンを求めるならリスクを負わなければいけない。僕はリスクを負うことをポジティブに考えています」と勝負師の顔を見せた。

 関根にとっては、参加者たちのリスクを恐れない気迫に溢れるプレーを目にしたことが刺激になった様子だ。チームでは仕掛けの場面や、カウンターのリスクを負いかねない場面でもいかにいい攻撃チャンスを作れるかを求められているようで「今日は失敗を恐れずに仕掛けていく選手が数多く見られた。そこは今の自分に少し足りない部分だと感じているので、すごく励みになったというか。そこがサッカーの醍醐味でもあります。駆け引きや一瞬の判断は難しいですけど、そこでいかに自信を持って突っ込んだり、仕掛けられるかを僕も意識しています」と明かした。

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 3選手も中学生チームを相手に変則ルールの『WINNER STAYS』を体験。一般のプレーヤーとは段違いのスキルを披露し、会場を沸かせた。関根は同じ年代のプレーヤーが数多く参加しているのを見て、「こういう環境があるのはいいことだと思います。自分よりも年上やレベルの高い選手と対戦できるのはいい経験になる。今日だけで終わらず、決勝ラウンドがあるのもいいことだと思います。その中でもサッカーを楽しむ気持ちを忘れずにプレーしてほしい」とメッセージを送った。

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 トップアスリートの登場もあり、大会は最後まで熱を帯びたまま幕を閉じた。予選ラウンドの「WEEKEND GAME」は11月22日まで都内の特設会場で行われる他、「STREET GAME」や「THE LAST ROUND」でポイントを稼ぐチャンスは十分にある。『WINNER STAYS』のエントリーやルールなどの詳細情報はキャンペーンサイト(http://gonike.me/6182BuDtY)で確認でき、参加エントリーはこちらから可能。申し込み時点で満13歳以上であれば誰でも参加ができる。FINAL優勝チームにはMAGISTAXの提供やワールドサッカーキングの裏表紙に掲載されるだけでなく、ナイキアスリートによって結成されたドリームチームに挑戦できるチャンスも手にする。誰でも参戦できる『WINNER STAYS』に挑んでみてはどうだろうか。

By サッカーキング編集部

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