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全インドサッカー連盟、IリーグとISL(インドスーパーリーグ)の数年以内の統合を発表

2015.09.20

2015年9月4日金曜日、ついにAIFF (全インドサッカー連盟)がIリーグのオーナーを集め公式会議を開いた。内容はもちろん、Iリーグとインドスーパーリーグ (ISL) の統合だ。そして、ついにIリーグとISLを数年以内に統合すると表明した。AIFF会長パテル氏は、「IリーグとISLの2つのリーグを分けたまま長い期間維持することはできない。今後インドには16から20チームで構成される1つのリーグを作る」と表明。さらに、「ISLはローバーズカップやデュランドカップ同様トーナメントであり、インド国内のFIFAに認められた常設のリーグではない。Iリーグこそがインド国内の主なリーグである。」と付け加えた。伝統を受け継ぐIリーグ、人気絶頂のISLの統合は険しく、マラソンのように持久力がいるだろう。

2007年に発足されたIリーグ。それまで1996年から2007年までインドにおけるトップリーグはNFLであった。しかしインド初のプロリーグとしてIリーグは2007-2008シーズンから始まった。その後2014年、インドサッカーに革命を起こしたISLが設立された。開幕戦はなんと7万人を動員し、インド国内に衝撃を与えた。往年の世界トップクラスの選手が集結し、今シーズンも国内外から注目を浴びている。
順風満帆にインドサッカーが成長していると見えていたが、衝撃が走ったのは今シーズンIリーグ終了後の話だ。Iリーグに所属している2チームが来季のIリーグを辞退すると表明した。マハーラーシュートラ州に本拠地を置くプネFCとバラットFCだ。辞退の理由は明らかだ。ISL設立後、Iリーグの人気が衰え、集客が減り、チームとして存続することが難しくなってしまったのだ。それまでプネFCを支えてきた和泉 新 (33歳) もISLへの移籍を決断した。

いよいよ今シーズンのISLも10月3日から開幕する。今年も往年のスター選手達が各チームに名を連ねている。アドリアン・ムトゥ(FCプネシティ)、ディディエ・ゾコラ(FCプネシティ)、エウデル・ポスティガ(アトレティコ・コルカタ)、シモン・サブローサ(ノースイースト・ユナイテッド)、ロベルト・カルロス(デリー・ディナモス)、ニコラ・アネルカ(ムンバイ・シティ)、マルコ・マテラッツィ(チェンナイインFC)、ルシオ(FCゴア)。果たして、今年も満員御礼のスタジアムを見ることはできるのか?スタジアムにあがる花火、インド特有のボリウッドダンス、派手なパフォーマンスが今年もISLを盛り上げる。

参考: F・SPORTS (http://www.firstpost.com/)

(アジアサッカー研究所/木米)

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