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ウェイン・ルーニーの素顔。好きな映画は『ショーシャンク』、憧れはマイク・タイソン

2012.02.10

 マンチェスター・ユナイテッドの日本語版公式サイト『MANUTD.jp』の協力のもと、ウェイン・ルーニーが世界中のファンの質問に答えたウェブチャットの模様を紹介。自身のプレーからプライベートまで、世界を代表する点取り屋が“本音”を語った。

 
Cooperation by MANUTD.jp, Translation by Atsuo

2011年のベストゲームは?(アミン・フィルダウス/マレーシア)
ルーニー「アウェーのブラックバーン戦(5月14日)、リーグ優勝を決めた試合だ。勝ち点1を取ればいい試合だったけど、後半に入る時点では0ー1でリードされていた。同点弾を決めて、リーグ優勝を引き寄せた時は夢心地だったよ。(同点弾の)PKを蹴る瞬間はすごく緊張したけど成功してホッとした」

新シーズンの対戦表が発表される時、最初に確認するのはどのチームとの対戦ですか(マシュー・リーヴズ/英国)
ルーニー「いつも3つのチームをチェックする。(マンチェスター)シティとリヴァプール、そしてエヴァートンだ。シティとリヴァプールは因縁のライバルだし、エヴァートンは俺を育ててくれたクラブだからね」

ホームゲームとアウェーゲーム、どちらが好きですか?(サガル・サブリー/ケニヤ)
ルーニー「どっちもそれなりに好きだよ。オールド・トラッフォードの大勢のファンの前でプレーするのはこたえられない喜びだし、敵地のブーイングの中で勝利することにも特別なうれしさがある。ユナイテッドのファンはアウェーでも応援がすごいんだ。俺たちにとって大きな力になってるね」

いいプレーをする原動力は何ですか? サッカーへの情熱、チームへの愛、それともファンの期待?(タンメイ・シャルマ/インド)
ルーニー「君が挙げたものすべてだよ。毎日一緒に練習してるチームメートや大勢のファンのためにも勝ちたいと思う。誰もガッカリさせたくはないからね。俺たちはみんな子供の頃にどこかのチームを応援してたから、ファンにとってサッカーがどれほど大事なのかも分かってる。ファンとしての情熱も心に秘めてるんだ。それに、俺自身プライドの高い男で、勝つことが大好きだ。(アレックス)ファーガソン監督もそれを選手にたたき込もうとしている」

GKと一対一になった時、右に蹴るか、左に蹴るか、浮かせるか、抜き去るかをどうやって決めているんですか?(アダム・ランド/英国)
ルーニー「たいていはGKを見た上でどうするか決める。例えば自分が右に動けばGKもそっちに動くから、逆サイドにシュートコースができるんだ。GKを観察し、位置を知ること。相手の位置を常に意識しておくことが重要なんだ。若いうちからそういう意識を持っていれば、きっとうまくなるよ」

これまでに決めたハットトリックの中で一番決定的だったのはどれですか?(アハマー・マハムード/英国)
ルーニー「お気に入りのハットトリックはアーセナル戦(昨年8月28日)のだね。手ごわいチームを相手に決めると気分がいいよ。決定的ということなら、たぶんアウェーのポーツマス戦(09ー10シーズン)だな。難しいゲームだったから、そこでハットトリックを決められたのはサイコーの気分だった」

ハットトリックを決めた試合で贈られるボールや、他の選手と交換したユニフォームはどうしているんですか?(ディーン・レヴィ/南アフリカ)
ルーニー「全部取ってある。我が家はちょっとした博物館さ。ボールからユニフォーム、シューズ、マン・オブ・ザ・マッチになるともらえるシャンパンまですべて保管してあるんだ。物を集める趣味はあまりないけど、そういうものを飾る部屋だけは作った。優勝メダルなんかもそこに置いてあるよ」

チームメートの中で一番抜くのが難しいDFは?(ジャレッド・ライト/英国)
ルーニー「たぶん、リオ(ファーディナンド)だ。彼はすごく経験豊富で、いつもポジショニングが正確だからね」

ユナイテッドで一番面白い選手は誰ですか?(ジョージ・ジョーンズ/英国)
ルーニー「フィル・ジョーンズだろうな。本人は笑わせるつもりがないのに、言うことがいつもおかしいんだ(笑)。ドレッシングルームにああいうヤツがいると楽しいよ」

ヨーロッパリーグの試合は楽しみですか?(エゲルト・ステン・バスリ/エストニア)
ルーニー「もちろんだ。確かにチャンピオンズリーグで敗退したことは残念だよ。本当に戦いたかったのはあっちだからね。でもこうなってしまった以上は、プレミアリーグとヨーロッパリーグに集中する。監督もこの大会の優勝経験はまだないと思うから絶対に勝ちたいはずだ(笑)。とにかく、俺たちはすべての大会で優勝を狙っていく。いくつか強敵もいるようだけど、信念を持ち、努力することが肝心さ。そうすればきっと優勝できると思う」

ユナイテッドの過去のレジェンドと一緒にプレーできるとしたら誰を選びますか?(アバッシュ・シュレスタ/アメリカ)
ルーニー「サー・ボビー・チャールトンだ。彼はヘディングシュートあり、ロングシュートあり、ラストパスありの偉大なプレーヤー。一緒にプレーできるなら彼を選ぶよ」

最も影響を受けたスポーツ選手は誰ですか?(サーイム・モハメッド/モルディブ)
ルーニー「俺はボクシングも好きなんだけど、若い頃のマイク・タイソンはサイコーだと思う。現在のマニー・パッキャオも同じだ。彼は決して屈服しない」

好きな映画は?(クルステ・クルステフ/マケドニア)
ルーニー「これまで見た中で一番好きなのは『ショーシャンクの空に』かな。すごくいい映画で何度見ても飽きない。いい映画って、そういうもんだよね」

孤島に流された時に持っていきたい3つのものは?(サラ・モハメッド/英国)
ルーニー「ノートパソコンと……あとは何かな? そう、サッカーボールだ! それとノートパソコンで見られる『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』のDVDボックスも外せない(笑)」

プロのサッカー選手になりたいと願う子供たちにどんなアドバイスをしますか?(サイモン・ジョーンズ/ベルギー)
ルーニー「とにかく楽しめってこと。プロ選手は勝つことも大事だけど、子供のうちはサッカーを楽しむこと、自分を表現することを優先しなきゃ。そういうプレーを実践していれば、いい選手になれる可能性は高まるんじゃないかな」

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【浅野祐介@asasukeno】1976年生まれ。『STREET JACK』、『Men's JOKER』でファッション誌の編集を5年。その後、『WORLD SOCCER KING』の副編集長を経て、『SOCCER KING(twitterアカウントはSoccerKingJP)』の編集長に就任。『SOCCER GAME KING』ではグラビアページを担当。

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