2015.06.01

【J動画特集】浦和の歴史を変えた伝説のミドルシュート

 膨大なJリーグの過去映像を収録しているJリーグ動画アーカイブの中から、サッカーキング編集部が厳選した5つのカテゴリーに分けて、5本の映像をお届けする。今回は語り草となったようなシチュエーションでのゴールに注目。「伝説のゴール」として、あの一発を選ばせてもらった。

 舞台は2000年11月19日のJ2最終節。前年にまさかの降格となった浦和レッズは、サガン鳥栖を向こうに回してこの大事な試合に臨んでいた。すでにコンサドーレ札幌は昇格を決めており、残された昇格枠はあと一つ。2位の浦和は勝てば昇格、負けると3位の大分トリニータに逆転を許す可能性を残していた。

 そして浦和と鳥栖の試合は1-1で延長戦へ突入(当時はリーグ戦にも延長戦があった)。一方、大分はその裏で勝利を収めて暫定ながら2位に浮上。このまま引き分けに終わると、浦和は逆転で“J2残留”が決まってしまうという何ともタフな状況に陥っていた。

 この流れを救ったのが、クラブの生え抜きボランチ土橋正樹だった。延長開始早々の95分、渾身の力を振り絞って放ったミドルシュートは、信じがたい軌跡を描いてゴールへと突き刺さる。この一発がVゴール(当時の延長戦で採用されていた勝ち越しゴールが決まった時点で試合終了となるルール)となり、浦和は1年でのJ1復帰を決めることができた。

 再びJ1の土を踏んだ浦和はそこから飛躍的な成長を遂げ、アジアを制するなど日本最大のビッグクラブへと成長を遂げることになる。「もし土橋の一撃がなかったら……」。そんな状況を思い浮かべながら動画を観ていただければ、このゴールが「伝説」になった理由が自然と分かることだろう。

Jリーグ動画アーカイブ

Windows8.1もしくはXbox Oneで視聴できるJリーグの過去映像を収録したアプリ。通常のハイライトとは異なり、スーパーゴールや名場面などをピンポイントで視聴していくことができる。1993年の開幕から20年余りの蓄積を体感可能だ。