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ニューバランス、109年目の挑戦…契約締結した鳥栖と山形の新ユニフォーム発表

2015.02.06

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 1906年に誕生し、1世紀を越える歴史を誇る世界的シューズメーカーのニューバランスが、4日にフットボール市場への参入を発表した。これまでもランニングをはじめとする多くのスポーツ、アスリートをサポートしてきたが、ついに世界最大規模のスポーツに進出する。

 長年培ってきた革新的技術とニューバランスの魂といえる“クラフトマンシップ”を注ぎ込むべく、参入の際にはリバプールをはじめ、ヨーロッパの名門クラブと契約を締結。5日に東京で行われた会見では、ニューバランス・ジャパンの代表取締役社長を務める冨田智夫氏が、「日本市場にも参入することにおいて、Jリーグのチームとの契約もスタートする」と宣言した通り、J1のサガン鳥栖とモンテディオ山形とのサプライヤー契約も発表された。

 会見では、開幕が迫る2015シーズンに着用する両クラブのユニフォームがお披露目された。昨シーズンに終盤まで優勝争いを演じ、クラブ最高タイの5位に入った鳥栖のホームユニフォームは、サガンブルーが全面的に使用され、鮮やかさが際立つ。襟元と袖から後側面のラインは、サガンピンクを採用し、2つのチームカラーが映える仕上がりとなった。

 アウェーユニフォームはグレーが基調となり、GKはホームがピンク、アウェーがグリーンのカラーでそれぞれ放射線状にラインが伸びるデザイン。代表取締役社長の竹原稔氏も「ニューバランスとともに、サッカー界に新しい風を、そして新しいバランス感覚をもたらしたい」と、新たなパートナーとの船出に、決意を口にした。

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 そして、昨シーズンにプレーオフを勝ち抜き、4年ぶりに劇的なJ1昇格を果たした山形のホームユニフォームはモンテディオブルーで、エンブレムにある出羽三山をイメージ。ラインアートを幾重にも連ねるデザインとともに、首から脇、背中から裾にそれぞれホワイトのラインがアクセントとして施されている。

 アウェーユニフォームは、レッドを採用。GKはホームが深いグレーで、アウェーがグリーンのカラーが映えるデザインとなった。代表取締役社長を務める高橋節氏も、「参入立ち上げの時に契約をして頂けるということで、県外からの新しい力を頂いて、我々もきちんと戦っていけるのではないか。大変ありがたい」と、支援に感謝を語った。

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「これまで培ってきた技術、イノベーション、そしてランニング分野で長年築いてきた革新的なテクノロジーを活用して、今度は世界トップクラスのフットボール製品、シューズやアパレルを提供して、選手がベストパフォーマンスをできるようにしていく」

 新たな分野への挑戦となるが、会見に出席したニューバランス上級役員のアラン・ヘッド氏はサポートに自信を見せる。フットボール市場参入にあたり、日本でのパートナーは挑戦的な2クラブを選択。109年目での新たなチャレンジに相応しい船出となった。

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