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日本人ドイツ最古参の長谷部が挑む古巣ヴォルフスブルク戦は必見、日本人対決にも注目

2014.08.29

長谷部誠
写真●Bongarts/Getty Images

 新シーズンを迎え、開幕から早くも熱戦が繰り広げられているブンデスリーガ。今週末に行われる第2節でも、注目試合が目白押し。中でも、日本人選手では最古参となる長谷部誠が古巣に挑む一戦は必見だ。

 ドイツ8シーズン目を迎えた長谷部は、今シーズンから乾貴士も所属するフランクフルトに在籍している。開幕戦のフライブルク戦では、ボランチでフル出場して白星スタートに貢献。攻守にわたって存在感を放ち、新加入選手ながら既にチームの主力として機能している形だ。

 フランクフルトは、30日に行われる第2節ではヴォルフスブルクとのアウェー戦に臨む。ヴォルフスブルクは長谷部にとって、2008年1月から5年半の長きにわたって在籍した思い出あるクラブ。ドイツ初挑戦から2008-09シーズンのリーグ初優勝やチャンピオンズリーグ出場と、数々の経験をしてきただけに、2013年にクラブを離れる際には、「もちろん恩もあるし、いろんな部分はありました。一生の友人もできたし、僕が行くというときに泣いてくれた選手もいるし、そういうのは一生の宝にもなった」という思いを明かしていた。

 自身が愛し愛されたクラブと、敵味方にわかれて対峙する今節。トップ下での先発出場が濃厚な乾とのコンビを含めて、長谷部のプレーから目を離せそうにはなさそうだ。

 また、今節では内田篤人を擁するシャルケがホームでバイエルンと激突する。シャルケは前節、ハノーファーに逆転負けを喫して黒星スタート。今節はホーム開幕戦となるが、相手は絶対王者となるだけに、早くも正念場を迎えた格好だ。

 負傷のため開幕戦を欠場した内田は、今節も出場は不透明な状況となっている。しかし、全体練習には既に合流しているため、復帰の可能性も決して少なくない。王者相手となるが、内田は過去の対戦でバイエルンのサイド攻撃を封じてきた実績を持つ点は心強い。今シーズン初出場となれば、チームを救う活躍に期待がかかりそうだ。

大迫勇也

 他にも、酒井高徳の所属するシュトゥットガルトと、大迫勇也と長澤和輝が在籍のケルンの対戦も組まれている。長澤は負傷で長期離脱を強いられているが、ともにアギーレ新体制の日本代表に選出された酒井と大迫は、2試合連続での先発出場が濃厚だ。

 開幕戦はともにドローに終わり、今シーズン初勝利がかかる両チームなだけに、激戦は必至。今シーズン初となる日本人対決で、代表合流直前に行われる一戦ということもあり、酒井と大迫の存在感も注目ポイントとなりそうだ。

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