2014.08.20

齋藤学(横浜F・マリノス)「自分のプレーをして、勝つためにどれだけできるのかが大切」

スピードとテクニックで敵陣を切り裂きゴールに迫る齋藤学は、遡ると、ジュニア時代にフットサルに出会ったことでその魅力と有用性を知り、今のプレーにもつながるヒントを得ていた。着実にステップアップを遂げる齋藤が、夢を追い掛けるU-18年代の選手に貴重なアドバイスを送った。
齋藤学
インタビュー=安田勇斗 写真=兼子愼一郎

――齋藤学選手は小学生時代、2002年の第12回全日本少年フットサル大会に出場された経験をお持ちです。フットサルをプレーされた当時のことを憶えていますか?

齋藤 学 憶えています。横浜F・マリノスプライマリーの一員として県大会から勝ち上がり全国大会に出場しました。GKが相手ゴール前にスローして体の大きい選手が競って点を取りにいくチームが多い中で、僕らはそれは絶対にやめようと話して戦っていた記憶があります。

――小学生時代に初めてプレーして感じた難しさや、楽しさはどんな部分でしたか?

齋藤 学 細かいプレーがすごい多いことと、天候やピッチコンディションに左右されないことは感じましたね。それと、本気でフットサルをしているチームは全然違うってこと。県大会初戦で、サッカーで戦ったら大差で勝てるようなチームに0-4で負けたんですが、その時は簡単に失点していましたし、県内にこんな強いチームがいるのかと思いました。(当時のルールではボールへの)スライディングもできないし、サッカーとの違いはすごく感じました。

――サッカーに生かせる部分はありましたか?

齋藤 学 すごくありました。プロになってからやっていたのも、フットサルの動きを自分に取り入れられれば、もっと自分を高められると思ったからです。例えば、スピードなしでどうやって抜くかとか。それに、ワンツーや3人目の動きなど、どんどん動き直すことでアイデアや連鎖反応が生まれる。こういうプレーを磨いていけば、自分はもっとうまくなるんじゃないかということは考えていました。

――U-18年代のカテゴリーの全国大会がようやく今年、初開催されることになりました。

齋藤 学 これはフットサル界にとってもサッカー界にとっても大きなことだと思います。今はフットサルだけやっている選手でも、すごく良いプレーをしてサッカー関係者に興味を持ってもらい、将来Jリーグ入りする可能性もあると思います。この年代の選手にはなくてはならない大会だと思いますし、本当に素晴らしいことですよね。

――今大会はサッカー部の出場も多いのですが、そういう選手へのアドバイスはありますか?

齋藤 学 フットサルは専門ではないので言えないですけど、まずは自分のプレーをすることが大事だと思います。全国大会だからと気負わずに、全国の中で自分のレベルがどれくらいなのかが分かると今後にも大きく役立ちますし、勝てば勝つほど、全国のレベルを知ることができます。そのために自分のプレーをして、勝つためにどれだけできるのかが大切だと思います。

――最後に、今大会に出場する選手と、観戦する方々へのメッセージをお願いします。

齋藤 学 初めての大会で優勝するのは気持ちのいいことですし、歴史に名を刻めるのはすごく大きなことですので、選手の皆さんはぜひ優勝目指して戦ってください。それと僕自身もフットサルを見ていてすごく楽しませてもらう立場なんですけど、フットサルでは拍手や歓声が起こるようないいプレーがたくさん見られます。観客の皆さんは、選手への応援やそういう声援を通じて会場の雰囲気をいいものにしてもらえたら、見ている人たち皆さんで楽しめるのではないかなと思います。