2014.07.04

【なんでもベストイレブン】伝説の酒豪ベストイレブンが決定!天龍もEXILEも大鵬も招集だ!!

 なんでもベストイレブンは、この世にあるありとあらゆるものの最強の11人(ときに人間ではなくモノも)を選び、サッカー風に語る実にくだらない企画であります。「こんなベストイレブンをやってほしい」とのリクエストは、コメント欄にいただけると幸いです。

第四回 伝説の酒豪ベストイレブン

文・前田拓

 日本代表が負けた? くよくよするな、とりあえずビールだ。勝って祝杯、負けてやけ酒。いずれにせよ、人は飲んじゃうのである。飲んで飲んで飲まれて飲んで、飲めば海路の日和あり! そんなわれわれにきっと夜通し付き合ってくれる、酒豪・酔漢ベストイレブンを発表したい。フォーメーションは両SBと左右MFが極端にインサイドに位置する4—2—2—1—1の“ワインボトル型”。攻撃は左サイド一辺倒だ(左党だけにネ)。

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ミランのクリスマスツリーもびっくり!
酒豪による酒豪のための“ワインボトル型”フォーメーションだ。
FW/天龍源一郎
MF/李白・王貞治・EXILE・矢口真里
DF/みのもんた・雷電・大鵬・若山牧水
GK/アンドレ・ザ・ジャイアント
■GK
アンドレ・ザ・ジャイアント
01_Andre-the-Giant

身の丈2メートル23センチ、目方240キロの人間山脈にとっては瓶ビールなど“しずく”に過ぎない。体調良ければ1ダースいける? 学生時代は2ダース空けた? 小ざかしい、偉そうな口は100本空けてから叩け! タンパで瓶108本(所要時間50分)、すすき野で150本、ペンシルバニアでは327本空けてようやく昇天したというこの男こそ、すべての酒飲みに活を入れ続ける永遠の守護神である。

■センターバック(左)
大鵬
03_Taiho

幕内最多優勝32回、「巨人・大鵬・玉子焼き」でお馴染みの昭和の大横綱は毎晩一斗(繰り返しますが一升瓶10本です)を空けながら、颯爽と朝稽古に出かけて行った。大関戦の前夜も、「どうしておれが大関とやるのに寝なきゃいけないんだ」と言い放ち明け方まで飲んだくれた勝者のメンタリティーを日本代表にも分けてあげたい。

■センターバック(右)
雷電
02_Raiden

江戸時代の伝説的力士・雷電はとある飲み比べで一斗を飲み干し、相手が酔い潰れた後も更に一斗飲み続けたという。一升(1.8リットル)✕10=一斗(18リットル)。つまり一升瓶20本(36リットル)空けて千鳥足にもならなかったフィジカルモンスター。ドログバも尻尾巻いてキャンだ!

■左サイドバック
みのもんた
04_Mino

『朝ズバッ!』時代、毎朝3時起きで5時半からの生放送を仕切っていたみのもんた。放送後は毎晩11時まで銀座をハシゴする“夜オビ”をこなしたというから、60代にしてそのスタミナたるや! 銀座で同席した朝青龍にウイスキーの飲み比べで勝ったと豪語しているがそっちは眉ツバ。ちなみにみのの自宅は湘南。移動時間を考えると睡眠時間とかもいろいろおかしい。

■右サイドバック
若山牧水
05_Bokusui

酒と旅を愛した歌人・若山牧水による大正14年の九州旅行の記録。「五十一日の間、ほとんど高低なく毎日飲み続け、朝三四合、昼四五合、夜一升以上といふところであった」。毎日二升飲みながら旅する健脚は間違いなくワールドクラス。大酒飲みの宿命、肝硬変により43歳の若さで亡くなったが、ウィキによると「夏の暑い盛りに死亡したのにもかかわらず、死後しばらく経っても死体から腐臭がしなかったため、『生きたままアルコール漬けになったのでは』と、医師を驚嘆させた」ってオイ……(合掌)。

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■ボランチ(左)
王貞治
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“世界のホームラン王”からは今や想像もできないが、若い頃は夜遊びと門限破りの常習犯。夜通し飲み明かした仲間が同い年の親友・大鵬(毎晩一斗空けるフィジカルモンスター)だったというから、もう言わずもがな。類友である。他の大酒飲みがどこか破綻の匂いを漂わせる一方、球界の顔たる紳士であり人格者である王の酒豪伝説は、逆にある種の狂気を宿す。

■ボランチ(右)
EXILE
06_EXILE

MAKIDAIがテレビ出演した際、ライブの打ち上げの酒量を告白、場が騒然となった。その量なんとレモンサワー2500杯! 実はスタッフ含め50人程いたというが、そこはEXILE PRIDE。メンバーの人数がさっぱり把握できなくなった今、EXILEならなんかそれぐらい空けちゃうよね、と思わせる日本一のダイナモ集団だ。

■左サイドMF
李白
08_Rihaku

世界の酒豪と言えば、唐代の詩仙・李白だろう。詩聖・杜甫が彼を称して有名な「一斗詩百篇」を作った。一斗(また出た)飲む間に詩を百篇作ると謳われた酔いどれ詩人だ。「また飲んでんの?」。家庭で冷たい視線を浴びた際、酒がいかにくりえーてぃびてぃーを刺激するものか、1300年前の一篇の詩を根拠にわれわれは自らの正当性を訴えるのだ。ありがとう李白。

■右サイドMF
矢口真里
09_Yaguchi

酒豪イレブンの紅一点。テレビで本人が語ったところによると、テキーラ30杯飲んだ際、チェイサーがシャンパンだったという。つまりチャンポン女傑である。酒量自体もさることながら、144センチのサイズでこの荒業をやってのけたことに驚愕せざるを得ない。言うなれば、ミニモニの皮を被った天龍(後述)である。件の騒動も、天龍だったらここまでのバッシングにはならかったはず。パブリックイメージの殻を打ち破って早く復帰してほしい。

■トップ下
天龍源一郎
10_Tenryu

古今東西、飲みっぷりだけで一つの作品に仕上がった男がいただろうか。天龍のプロレスキャリアではなく、その酒キャリアを赤裸々に描いた“男たちの熱き酒バトル漫画”『酒羅の如く』は肝臓が震え上がる怪作だ。並み居る猛者たちとの酒バトルロイヤル、読むだけで胸焼けする本作品から唯一学べることは、アイスペール(氷入れ)はいろんな酒をぶっ込んで飲る(ヤる)ための器だったということ。「オレは飲まん奴は信用しネェ」←酒飲みファンタジスタの至言だ。

■1トップ
今井雄太郎
11_Imai

漫画『あぶさん』のモデルとなった永淵洋三(飲み屋のツケを払うためにプロ入り、二日酔いで吐きながら守備をし、首位打者を獲った伝説の“酒”位打者)も捨てがたいが、1トップに据えるならこの男。なんせ、ハートの弱さを克服するためチームメートに飲まされてからマウンドに登っていたのだ! それで完全試合までやってしまった偉大なる投“酒”。漫画やドラマにしたら陳腐過ぎるストーリーを現実にしてしまう。故にわれわれは酒と酒豪に夢を見るのである。

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