during the 2014 FIFA World Cup Brazil Group A match between Croatia and Mexico at Arena Pernambuco on June 23, 2014 in Recife, Brazil.
サポーターからも大人気のエレーラ監督
ありがとう、メキシコ代表!
オランダとの激闘に敗れ、史上初の6大会連続ベスト16敗退と、またしても“呪い”を解けなかったメキシコだが、彼らの姿は世界中のサポーターの心に残ったはずだ。
もちろん、チーム一丸となって戦う姿や、コンパクトな守備の機能美、素早いショートカウンターと“サッカー的”な意味でも好チームだったが、それ以上に今回のメキシコには魅力的な“名キャラクター”がいた。
まずは守護神ギジェルモ・オチョア。グループリーグのブラジル戦で攻守を連発。ベスト16のオランダ戦でもビッグセーブを見せ、敗れながらもマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた。
そのオランダ戦では、赤いパンツに黒いシャツ、そして白いグローブでゴールを守る姿が「ミッキーマウスそっくりだ!」とSNS上で話題になり、色んな意味で話題をさらった。
言われてみるとミッキーマウスと同じコーディネートだと気づく。
オチョアは昨シーズン限りでフランス2部に降格してしまったアジャクシオとの契約が切れ、今大会は“就活中”の身だったが、その活躍ぶりでアーセナル、アトレティコ・マドリーなど強豪クラブの興味を引くことにも成功している。
だが、ここにきて、アジャクシオのファンも彼の“引き止め”に全力を注いでいるんだとか。『フランス・フットボール』誌によれば、オチョアの給料を捻出して契約を延長してもらうべく、あるサポーターがアジャクシオにある「自宅(家具・電化製品も使い放題!)」と、なんと「妻(39歳)、子供(14歳と9歳の男子)、義母(75歳)」を計1000万ユーロでネットオークションに出したというから驚きだ。
まだ入札者は現れていないそうだが、オチョアの活躍はそれほどファンの心に響いたのだ。
また、今大会の監督で最低年俸だったミゲル・エレーラ監督も忘れてはいけない。
喜ぶときは常に全力
大会前から選手に「セックス・牛肉・飲酒」の“三禁”を科して話題を集めた指揮官は、いざ試合が始まると、誰よりも情熱的にゴールを喜ぶ姿が世界中に衝撃を与えた。
あまりのオーバーリアクションぶりに「もうスーパーサイヤ人に変身しちゃうんじゃないか」ということで、インターネット上には世界中で愛される名作『ドラゴンボール』のパロディ画像まで出現している。また自身のTwitterアカウントでは、喜ぶ姿がコカ・コーラのCMに使われている動画を紹介した。
https://t.co/7EzzVsJLXG. Esto es un festejo
— Miguel Herrera (@MiguelHerreraDT) 2014, 6月 29
スーパーセーブ連発の“ミッキー守護神”に、激アツすぎる“スーパーサイヤ人”監督‥‥。ワールドカップに大きな爪痕を起こしたメキシコ代表。感謝と経緯を持って彼らをブラジルから送り出そう!