2014.04.18

マインツ岡崎慎司、6試合ぶりゴールでバースデー弾なるか


写真●Bongarts/Getty Images

 今シーズンのブンデスリーガで、11ゴールを挙げているマインツの岡崎慎司。シュトゥットガルトに所属していた2011-2012シーズンの7ゴールという自己記録を更新して、ドイツでは初となる2桁得点も突破。今シーズンの欧州主要リーグに所属する日本人選手の中では、ダントツのゴール数を誇り、図抜けた決定力を発揮している。

 ところが、現在は5試合連続で無得点と、終盤に入ってゴールから遠ざかっている。今節は、19日に2位のドルトムントと対戦するが、相手は前節に王者バイエルンの敵地に乗り込み、3-0と完勝を収めた。強敵とのアウェー戦となり、苦戦が予想されるだけにチーム得点王の岡崎には、より一層ゴールへの期待がかかる。

 今節を含め、ブンデスリーガは残り4試合。岡崎には、香川真司の持つ日本人欧州主要リーグ最多得点記録となる13ゴールを更新する可能性も十分に残っている。4月16日に28歳を迎えたこともあり、バースデーゴールで再び得点量産に繋げたい。

 今節では、20日に行なわれるシュトゥットガルトとシャルケの一戦にも注目が集まる。酒井高徳と内田篤人の日本代表サイドバックの直接対決の実現が期待されたが、右足を負傷している内田は欠場濃厚なため、日本人対決は持ち越される見込みとなった。シュトゥットガルトは残留・昇格プレーオフ圏内寸前の15位と、1部残留の正念場を迎えている。一方、3位のシャルケもチャンピオンズリーグ出場権争いの真っ只中。互いの立場は違えど、是が非でも勝ち点3が欲しい一戦となるだけに、激しい戦いが繰り広げられそうだ。

 また、19日にはブラウンシュヴァイクとバイエルンが対戦。地方クラブが連覇を達成した絶対王者をホームに迎える一戦だが、興味深い戦いになりそうだ。

 昇格チームのブラウンシュヴァイクは開幕から最下位が指定席だったが、コツコツ勝ち点を積み上げて、4節を残した段階で残留圏の15位まで勝ち点3差と詰めてきた。一方のバイエルンは、圧倒的な強さで第27節に史上最速優勝を遂げたが、現在は2011年11月以来となる約2年半ぶりの連敗中。王者の圧倒的有利は動かないが、バイエルンは優勝後のリーグ戦では1分け2敗の未勝利と調子を崩しているだけに、大波乱の雰囲気も漂うところだ。

 ただ、バイエルンも23日にはチャンピオンズリーグ準決勝のレアル・マドリード戦を控える。調子の落ち込みが目立つチームに対しては、スポーツ・ディレクターを務めるマティアス・ザマー氏から、「優勝後に一息つくゆとりは十分にあったはず。今のままでは、さらなるタイトル獲得は困難」というカミナリも落ちた。現役時代にドイツ代表DFだった重鎮の叱咤激励もあり、欧州連覇に向けた重要な一戦を前に、調子を戻せるかにも注目だ。

 ブンデスリーガは、既にバイエルンの2連覇が決まったものの、ヨーロッパのカップ戦出場権や残留をかけた争いはクライマックスに向けて激化の一途をたどる。死に物狂いの戦いが続き、ジャイアントキリングも発生しやすい終盤戦は、まさに必見である。