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【ブンデスリーガ第30節みどころ】負傷者続出のシャルケ。ドラクスラー、ゴレツカら若手の成長に2位奪取を賭ける

2014.04.12
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 2位ドルトムントを勝ち点1差で追っていた3位シャルケだが、前節は敵地で行われたブレーメン戦を1-1のドローで終えた。ドルトムントがホームのヴォルフスブルク戦で勝利を挙げたことで、シャルケとの勝ち点差は3に広がっている。シャルケのドイツ代表MFユリアン・ドラクスラーは、「最低でも3位を維持したいが、2位を拒む理由はもちろんない」と、残り5試合に向けて意気込んでいる。ライバルのドルトムントを上回ることは、シャルケ・ファンの願いでもあるからだ。

 その一方で、シャルケの不安要素は大きい。キャプテンのベネディクト・ヘヴェデス、ジェフェルソン・ファルファンら11人もの負傷者を抱えているのだ。地元出身のDFカーン・アイハン、前節、同点ゴールを決めたMFレオン・ゴレツカら、20歳前後の若手が出場機会を掴んでいるものの、まだまだ安定感には乏しい。しかし、GKラルフ・フェールマンが「選手層は薄いが、それを言い訳にはできない」と話すように、現状のメンバーで残りを戦う以外に道はない。相変わらずの決定力を見せつけるFWクラース・ヤン・フンテラール、MFケヴィン・プリンス・ボアテングら、リーダー格の選手たちを軸に、クラブは若手の成長に命運を託す。

 今節のシャルケの対戦相手は、過去4試合で3勝1敗と好調を維持し、11位に浮上したフランクフルト。一時の低迷を脱したとはいえ、16位ハンブルガーSVとの勝ち点差は8と、1部残留に向けて予断を許さない状況にある。注目は過去5試合で5ゴールを決めているスペイン人の点取り屋ホセル。現在はホッフェンハイムからレンタル中とあり、来シーズンの去就に注目が集まる若手有望株の一人だ。また、同様にシャルケからレンタル中のスイス代表MFトランクイッロ・バルネッタも、古巣相手の活躍で存在をアピールしたいところだろう。一方、日本代表MF乾貴士は前節、ベンチから外されるなど苦境に立たされている。ワールドカップ出場に向け、少しでも明るいニュースをアルベルト・ザッケローニ監督の耳に届けたいところだ。

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