
リーグ戦の無敗記録を46と伸ばし続けるバイエルンが首位を独走する一方で、ブンデスリーガでは2位争いに注目が集まっている。第21節では3位ドルトムントがフランクフルトを4-0で下す一方、2位レヴァークーゼンがシャルケとのホーム戦を1-2で落とし、両者の勝ち点差はわずか1に狭まった。
22日(土)に試合を行うドルトムントは前節、ドイツカップ準々決勝に続く12位フランクフルトとの連戦をものにして、リーグ戦3連勝中だ。後半開始2分までにFWピエール・エメリク・オーバメヤンの2ゴール、FWロベルト・レヴァンドフスキの約3カ月半ぶりとなるホームでのゴールにより早々に試合を決定づけ、終盤には新加入のMFミロシュ・ヨイッチが途中出場後17秒でゴールを決め、デビュー戦での史上最速ゴールを記録するおまけもついた。
今節の対戦相手は、前節、最下位ブラウンシュヴァイクに2-4で敗れ、リーグ戦7連敗を喫したことで2度目の監督解任に踏み切ったハンブルガーSV。ブンデスリーガ創設時から参戦しているチームとしては唯一降格経験のないクラブだが、ドイツ代表3人を擁する守備陣の不調が原因で、現在17位と降格圏に足を踏み入れている。攻撃面でも大黒柱であるMFラファエル・ファン・デル・ファールトの負傷離脱が痛い。若手を育てる手腕に長けたミルコ・スロムカ新監督の下、1月に加入したオランダ代表FWオラ・ジョン、トルコ代表MFハカン・チャルハノールら活きのいい俊英たちを中心に浮上のきっかけをつかみたい。
翌23日には、2位レヴァークーゼンがヴォルフスブルクとのアウェイ戦に挑む。過去6試合で2勝4敗と黒星が先行するレヴァークーゼンは、ウィンターブレイク時も現状に甘んじることなく積極補強を展開した。U-20韓国代表FWユ・スンウ、メキシコ代表MFアンドレス・グアルダード、ヴォルフスブルクU-19から獲得したFWユリアン・ブラントら、得点とアシストを期待できる多士済々の新加入選手に注目だ。前節はシャルケに敗れたものの、サミ・ヒューピア監督は「運に見放されただけで、チームの一体感を感じることができた」と、現状のチームに手応えを得ている。来シーズンの移籍先であるという理由によりシャルケ戦でメンバー外となったFWシドニー・サムの復帰も心強い。
対戦相手のヴォルフスブルクも注目の若手がひしめく好チーム。19歳のMFマクシミアン・アーノルトは、左足の破壊的なシュートを武器にトップ下のポジションを掴み、かつてクラブの象徴的存在だった元ブラジル代表MFジエゴを退団へと追いやった、1月には複数のビッグクラブの注目を集めるベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネ、同国U-21代表のジュニオル・マランダを獲得。中盤のクオリティーはリーグ屈指といえるだろう。守備面でもドイツU-19代表DFロビン・クノッヘが安定したパフォーマンスでレギュラーを掴み、経験豊富なスイス代表GKディエゴ・ベナーリオらとともに失点をリーグ3位タイの24に抑えている。レヴァークーゼンの3トップを彼らがどう迎え撃つかも見どころのひとつだ。