2016.02.12

ヨコハマ・フットボール映画祭開幕!

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 今年もこの季節がやってきた!

 2月11日(木・祝)、横浜・ブリリアショートショートシアターで開催された。

 場内は「おはじきサッカー」の体験会や、サッカーを題材とした作品のギャラリーで彩られ、カエルのマスコットキャラクター「一平くん」も乱入する始末。「映画祭じゃないの!?」と言うなかれ。南米を代表するアルゼンチンのクラブチーム、ボカ・ジュニアーズの歴史を描いた『ボカ・ジュニアーズ・ザ・ムービー』や、ブラインドサッカー日本代表のエース、黒田智成選手の奮闘を追った『盲目のストライカー 世界へ』など、サッカーを題材とした映画4本はどれも大盛況。上映後にはスペシャルゲストが登壇し、映画だけでは知りえない裏話で彩りを与える。

 2014年ワールドカップで優勝したドイツ代表を裏の裏まで追ったドキュメンタリー映画『ディーマンシャフト』の上映後には、6年のドイツ在住歴があるジャーナリストの木崎伸也さんが、当時のドイツ代表に関する裏話を展開。「レーヴ監督がライセンスを取るときの先生だったドイツ代表の分析官ウルス・ジーゲンタラーは、本大会に向けて『なぜヨーロッパのチームは南米で勝てないのか』を徹底的に分析して、それを実行したんです。なにをやったかというと……」とか、「(7対1でドイツが大勝した)準決勝の前日の会見で、シュヴァインシュタイガーもレーヴ監督もブラジルのある事を指摘して、それが実際ブラジルのプレーを変えることになった。なにを言ったかというと……」など、ワールドカップも映画も、もう一度見返したくなるようなエピソードを連発した。

 クリスチャーノ・ロナウドの栄光までの軌跡を描いた『ロナウド』上映後に登壇した粕屋秀樹さんは、長年テレビ解説を務めるなどイングランド・プレミアリーグ事情に詳しい。ふだんメルマガで辛口コラムを配信しているからか、「(マンチェスター・ユナイテッドの監督)ファン・ハールについて“毒”をお願いします」というお客さんからのリクエストに応じるなど、ちょっとしたスパイスもアリだからたまらない。ほかにも、自ら立ち上げたクラブチーム「SC相模原」の代表、望月重良さんのトークや、おはじきサッカーのスペシャルエキシビジョンマッチをスクリーンに映して実況中継するなど、映画を観るだけでは終わらない。映画の公開初日に出演者がゲストで登場して盛り上がる。それと同じような雰囲気が4日間、すべての映画で起こるのだ。ビコーズ イッツ フェスティバル! 普段の映画鑑賞とはちょっと違う雰囲気が味わえるはず。

 本映画祭は14日(日)まで、毎日開催中! 13日(土)には、もうひとつの“フットボール”、ワールドカップでのジャパンの活躍で一躍ブームとなったラグビーの映画『60万回のトライ』を上映。サッカー以外のスポーツ映画を上映するのは初めてのこと。また同日には、主に上肢、下肢の切断障害を持った選手がプレーするサッカー、「アンプティサッカー」の体験会も開かれるなど、今後もイベントが目白押し。

 年に一度の祭典。この機会を逃さぬよう、今週末の予定を立ててみてはどうだろうか。

■ヨコハマ・フットボール映画祭HP
http://2016.yfff.org/