得点:【教】高根(55分)【福】岡田(86分)
公式記録

【福岡大学スターティングイレブン】GK 藤嶋 DF 元村、串間(C)、大武、藤本 MF 弓崎、河本、伊賀上、平原、黒氏 FW 岸田和
前日に行われた試合で、鹿屋体育大学(鹿児島県)が勝利しリーグ優勝を決めた為、2位確保が明確な目標に切り替わった福岡大学(以下、福大)。今節は、僅かながら可能性が残っている3位福岡教育大学(以下、福教大)との直接対決。 しかし、水曜日に天皇杯3回戦湘南ベルマーレ戦が控える事から、主力を休ませ1,2年生主体のメンバーで試合に挑んだ。


試合開始早々、この日1トップに入った岸田和人選手(大分トリニータU-18)が遠目からシュートを放ち、チームにリズムを作り出そうとするが、この日の福大はいつもの様な攻撃の形が出来ず、福教大に押し込まれる時間帯が続く。
9分、左サイドから迫屋 諒選手(鹿児島実業)にゴール前にクロスを上げられ頭で合わせられるが、藤嶋 栄介(大津)選手がパンチングで防ぐ。

続けざまに、右サイドからドリブルで切れ込んできた中原 秀人選手(佐賀東)にフリーでシュートを打たれる場面などが続き、攻守に精彩を欠く。

福教大は、FW高根 祥宏選手(九州国際大付)を起点にサイド攻撃を仕掛け、福大ディフェンス陣に揺さぶりをかけるも、この日キャプテンマークを巻いた串間 雄峰選手(東福岡)と大武 峻選手(筑陽学園)の両CBが体を張ったプレーで福教大の攻撃を跳ね返し、何とか失点を防いでいた。
押し込む時間が長かった福教大も、あと僅かなところでゴールに結びつかず、両チーム無得点のまま前半を終える。


福大は、後半頭から牟田 雄祐選手(筑陽学園)を投入。キャプテンマークを譲り受け、最終ラインからチームを鼓舞する。
さらに56分、前線の活性化と攻撃の形を明確にするため、スパーサブ的な存在の岡田 峻選手(西京)を投入し得点を奪いにいくが、その直後に福教大に左CKを与えると、ゴール前の混戦から押し込まれ失点を喫する。
追う展開となった福大は、76分に故障明けの山﨑 凌吾選手(玉野光南)を入れると、相手が警戒したのかスペースが生まれ、岡田選手が左右のサイドから攻撃を仕掛け、福大が流れを引き寄せる。
すると、後半も残り僅かとなった86分に相手のファウルからFKのチャンスを得ると、長身の大武選手の頭の折り返しを岡田選手が右足で流し込み、土壇場で同点に追いつく。
勢いづいた福大は、ロスタイムにも弓崎 恭平選手(東海大五)のドリブルから右サイドの岡田選手に展開、ゴール前の山﨑選手にクロスが入るがシュートはジャストミートせずGKがキャッチ。勝ち越しはならなかった。
試合はそのまま、1-1で終了。
主力を温存するも、選手層の厚さで引き分けに持ち込んだ福大が、リーグ戦2位を確定し12年連続36回目の全日本大学サッカー選手権(インカレ)の出場権を獲得した。
福大は、16日の水曜日にJ2湘南ベルマーレと天皇杯で唯一の大学勢として対戦(19時KO@NACK5スタジアム)。
20日の日曜日(12:45KO@本城陸上競技場)には、リーグ最終節で優勝した鹿屋体育大学に、前期の敗戦の借りと前年度覇者の意地を賭け試合に挑む。

以下、監督・選手コメント
◇福岡大学 乾 真寛監督
「今日の試合は福教大にしたらラストチャンス。最終戦の様な位置づけに彼等はなるんで、怖いもの知らずで強気に前に来るっていうのは予想はしていたので。中身がどうであろうと今日は、最低限の結果(0-1の敗戦)でもオッケーだったので、そこまでの範囲内で結果として終わらせられるかが一番大事でした。途中、ダブルボランチの二人が経験が無いので慌て始めたので、最終的にはトリプルボランチの形にして真ん中が厚くなったので、最後の方はある程度安心して見てられました。
それと、山﨑自身が点を取った訳では無いけど、相手が前掛かりになる時間帯に投入し前線に更に高さが加わると、どこかしらに相手のマークが空いてくるので、そういう数少ないチャンスをセットプレーで点にするっていうのは、しぶとく最後までやる戦い方としてはあると思います。
今日の試合、GKとCBは半分ずつやらせる予定だったのですが、怪我無く終わらせられたし、カードで出場停止のリスクも回避出来たし、スタメン組みは十分エネルギーを貯める事が出来たので、今日の結果もそうですが自力で全国を決めて、しかも主力を温存して湘南戦に望めるという筋書きの上では、十分な結果です。
我々は、最終戦を待たずして全国を決めて、気持ちよく天皇杯に迎えれるし、選手のコンディションも充電できるのは大きいです。
この一週間、選手達にもそのつもりで言ってきましたし、今日の試合で控え組みもやるべき事をやってくれたので。
山﨑も試運転出来たので、使えるめどは立ったかなと思います。 大武の高さも、途中から使う一つのオプションとして使えるめどが立ったので、高さの要素が出来たのは良かったと思います。
(いよいよ天皇杯ですが?)大宮だろうが湘南だろうが、対Jリーグに対して我々が上に立って戦えるゲームでは無いので、当然自分達の中にある力を上手く試合時間の中で発揮出来る様に、守るべきトコはしっかり守らないとダメだと思うので、出来るだけ早い時間帯の失点には気をつけて、試合の終盤まで競る様なゲームを出来ればと思うので、粘り強く食らいついていきたい。
スタメンに関しては本当に、この3日間の状態を最後まで見た上で決めようと思うので、正直今の時点では全然。特に前線に関しては固まってないので、体調や精神的なモノを見極めた上で決めたいなと思っています。 当然、前回とは違うスタメンになると思うし、交代のメンバーも違ってきます。
そういった意味で試合組がこうやって調整が出来て、良いアドバンテージが作れるのは、本当に今日の試合を戦った控え組のお陰です」
◇串間 雄峰
「(前半だけの出場でしたが?)前半で交代するのは分かってましたので、とにかく0で終わることが後半に繋がるので、そこを意識してました。あと、今日は1,2年生の若いチームだったので、どこまでやれるか意識してやりました。
(インカレ出場を決めましたが?)夏の総理大臣杯では、不甲斐ない試合をして負けてるんで、今回は何が何でも目標のベスト4以上を目指して、天皇杯と同時進行で難しくはなりますが、全員がそこはしっかり意識してチームが一つになれば、乗越えられると思います。その為にも天皇杯の湘南戦は、J1のチームを倒した事で注目度もあると思いますし、自分達がやれたって事をもう一度確認する為にも、チャレンジ精神を持てば全然やれない相手ではないんで、そこは自信を持って全員が意識してやれば勝てると思って戦います」
◇牟田 雄祐
「(後半からの出場で失点を許しましたが?)あそくはやっぱり、いつもだったら粘れるところだったんですけど、選手も変わってたので・・・。
後半、前半からやってる選手は体力的にも厳しかったと思うので、自分が出て守りきりたかったんですけど、まだ自分の足りないところだと思います。
(インカレ出場がきまりましたが?)ここからは全国を見据えて、どういう戦いをするのかもそうですし、個人のレベルアップが必要だと思いますし大事ですけど、次の目標の湘南戦が大事なんで、そこに向けてチーム全体で頑張りたいです。
(湘南戦の自信は?)自信無いって言ったらアレですけど、やれるところも通用するところもあると思うので。でもそれには、応援も含めてチームが一つになる事が大事なんで、チーム全員で頑張りたいと思います」
◇岡田峻
「(貴重な同点ゴールでしたが?)大武選手から良いボールが来たので決められて良かったです。
(監督から指示は?)ボールを持ったら先ずはサイドに走って、そこで起点を作るように言われました。あそこで、ファウルを貰ってからのセットプレーだったので良かったです。
(インカレ出場をきめましたが)この試合で勝って決めたかったんですけど、引き分けでしたが決めれたので次に繋がると思います。
(天皇杯への意気込みは?)個人的には今日点を取れたので、この勢いに乗って出場できたら頑張りたいです」