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オフ・ザ・ピッチの姿に迫る…石川直宏 「ありのままで、音楽と生きる」

2015.05.14

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「Life with F.C.TOKYO」をメインテーマに選手たちのオフ・ザ・ピッチの姿に迫るべくリニューアルされたFC東京公認マガジン『BR TOKYO』から、スタイリッシュな表紙を飾った石川直宏選手の独占インタビューの一部を紹介する。

 石川直宏、34歳――。切れ味鋭いドリブルと豪快なシュートが武器のサッカー選手だ。しかし、一歩ピッチを離れれば自然体のナオの素顔が見えてくる。彼の周りで流れる音楽は、彼の力となり、そして思いを共有する“場所”となる。

 チーム内でも指折りの音楽好きで知られている石川直宏。彼はいかにして音楽好きになったのか。これまでの音楽遍歴を含めて、音楽とサッカーについて聞いた。

歌で人を感動させることができる方がうらやましい

──石川選手にとって音楽とはどのような存在ですか?

石川「音は普通に生活していても、どこからでも耳に入ってくる身近にあるもの。僕にとってはサッカーと同じで、日常にありふれています。その両方ともものすごいパワーを持っていて、人を感動させることができる。また、その時の思い出や風景を思い起こさせてくれる。そういう不思議なパワーが音楽にはあると思います。心を揺さぶるモノがあるからこそ、サッカーと音楽は身近にありながら、互いに引き付け合う存在なんだと感じています」

──音楽とサッカーには親和性があると?

石川「音楽好きでサッカー好きの人は多いですよね。だから共通している部分は必ずあると思っています。僕は生まれ変わったら歌手かプロサーファーになりたいですね(笑)。歌がうまくて、歌で人を感動させることができる方がうらやましくて。でも、歌手の方からしてみれば、プレーで感動させるサッカー選手にも同じような感情を抱いているかもしれませんね」

 石川家では日頃から〝音楽フェス〟が行われている。ナオとその妻と、幼い2人の愛娘とともに。

──普段の音楽との関わり方は?

石川「家にはギターやウクレレ、ピアノがあります。音を奏でるものはありますが、子どもと一緒になってポロンポロンと弾くくらい。嫁はピアノが弾けるので、それに合わせて。それだけでも、時間を〝共有〟できるじゃないですか。本当に適当に音を出しているだけなんですけどね(笑)。でも、それだけでも楽しいし、そういう時間は幸せを感じることができる。子どもたちには音楽に触れる機会をたくさん作ってあげたいと思っています」

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知らなかった曲やアーティストを発掘していくのが好き

 過去の記憶を紐解いていくと、いわゆる“音楽好き”が辿っていく道を歩んできたナオ少年の姿が見えてきた。

──これまでの音楽遍歴について聞かせてください。

石川「小さい頃はアニメの主題歌に夢中で、小学生の頃はZARDの『負けないで』が好きでしたね。初めて歌詞と音楽がリンクして自分に入ってきた曲だったので。小学校では休み時間にサッカーをしていたのですが、雨の日はみんなで教室に集まって、持ち寄ったカセットテープやCDを聴いて過ごした思い出があります。それで少しずつ友達の好きな音楽を知っていきました」

――ちなみに最初に購入したCDは?

石川「曲名は忘れてしまいましたが8センチシングルCDでした。パッケージがパキッと折れてコンパクトになるやつです(笑)。ちょうどJリーグが開幕した時期で、各チームのテーマソングが発売されたのを覚えています。春畑道哉さんの『J’S THEME』を何度も聴いたりとか、日本代表の応援歌を聴いていました。そうしてサッカーと音楽の両方を楽しんできました」

 好きなものとリンクしていたことと、友達を介して音楽の世界にのめり込んでいったナオ少年。中学生になると、さらにその世界の深みへと足を踏み入れていった。
「中学生になってからは、先輩の影響を受けてレゲエを良く聴くようになりました。レゲエにもいろいろなジャンルがありますが、ボブ・マーリーは外せませんでした。そのように周りから刺激を受けて、どんどんのめり込んでいったんです。本当に新鮮で、新しい世界でしたね」

──高校生の時はいかがでしたか?

石川「洋楽ではヒップホップやR&Bも聴くようになりました。あと邦楽で好きだったのはglobeとか。この頃の初恋だとか、思春期の時期に聴いた曲は記憶との結び付きが強いですね。それは中学の頃から仲間たちとカラオケに行くようになったからだと思います。そこで歌って、聴いてを繰り返してきたからこそ、鮮明に覚えているのかもしれません」

 一段、一段、大人への階段を上っていったナオ。高校を卒業し、横浜F・マリノス加入後には音楽への熱にさらに拍車がかかる。

石川「プロサッカー選手になり、自分で稼ぐようになってからはCDにかなりお金を使いましたね。その頃から家にCDがどんどんと増えていって、今では数え切れないほど。自由な時間も増えたので週に2回は練習後に近くのHMVに行っていました。そこでたくさん試聴をして、それまで知らなかった曲やアーティストを発掘していくのが好きでした。その時間はあっという間に過ぎていき、閉店近くまでいたこともありました。そうやって深堀りできるのも音楽の楽しさだと思います」

 プロサッカー選手になったことで、生活とサッカー、また音楽がより身近になったという。

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最近のCD離れは寂しい感じもあります

――この曲を聴くとこの試合を思い出すということはありますか?

石川「2002年に駒沢で東京デビューした時にはBRAHMANの曲を聴いていた記憶があります。スピード感があって自分のスタイルと似通ったところを感じていました。聴きながら気持ちを高めて、試合に臨んだのをよく覚えていますね。ただ今は、昔と比べて試合前に音楽を聴く習慣がなくなってきたので、曲を聴いて特定の試合を思い出すことはあまりないですね」

 音楽の聴き方も時代とともに変化しきた。

石川「学生の頃はよくCDをレンタルして、MDにダビングしていましたね。今の若い子たちはMDとか知らないんですかね(苦笑)。車を運転するようになってからは、CDで聴くことが増えました。当時はHDDもなければ、MP3もありませんでしたから。最近でいうと(徳永)悠平に教えてもらったスマホアプリでインターネットラジオを流して、気に入った曲があればそのままオンラインで買うという音楽の集め方をしていますね。ちょっと前では考えられないほど便利になりました(笑)。ただ、最近のCD離れは寂しい感じもありますね。CDが増えていって、ジャンルごとに並べ替えたりするのも好きでしたから」

 一人で聴くことだけが音楽の楽しみではないとナオは言う。音楽は共有の場でもあり、出会いの場でもある、と。

石川「初めてCaravanを聴いたのもCDショップでの試聴でした。『出会えた!』という感覚ですね。まずは『RAW LIFE MUSIC』というアルバムのジャケットが本当にきれいでそこに惹かれました。僕は結構、ジャケ買い(ジャケットだけを見てCDを購入すること)もするんです。ただ、買う前に試聴したら最初の曲から良くてハマりましたね」

 独占インタビューの続きは『BR TOKYO』本誌でお読みください。

 なお、本誌では石川選手がサッカーと音楽はもちろん、人生哲学についても熱く語っているCaravanとのロング対談も掲載されています。

【関連リンク】
●FC東京オフィシャルサイト
●ユーロスポーツ味の素スタジアム店、FC東京オフィシャルオンラインショップ
●SOCCER KING オフィシャルオンラインショップ『Football☆Plaza』

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