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【PROGRESS連載】前橋育英で選手権を制覇 横浜FC内定のレフティーが目指すは “5年後までにA代表”(田部井涼)

2021.12.17

[写真]=兼子愼一郎

 高校年代でサッカーをする誰もが憧れるのが「選手権」の舞台。数々のドラマが生み出された歴史あるこの大会が、今年でついに100回目を迎える。
 医療メーカーの日本シグマックスが展開する「ZAMST(ザムスト)」×サッカーキングによる連載企画『PROGRESS』では、かつて高校選手権で活躍し、現在大学サッカーの舞台で活躍する注目選手たちを紹介。数多くのプロ選手を輩出し注目が高まる大学サッカーの実情、高校選手権の思い出、コンディション維持のコツなどを聞く。
 今回は、2022年度より横浜FCへの加入が決まっている法政大学の田部井涼選手が登場する。
 高校3年次にはキャプテンとして前橋育英高校の選手権制覇に貢献。最高の形で高校生活を終えるまでの挫折と復活のストーリー、そして大学4年間での成長を語ってもらった。

インタビュー・文=竹中玲央奈
写真=兼子愼一郎

「ZAMST」サッカー用サポートアイテム

■「ZAMST」サッカー専用インソール「Footcraft FOOTBALL STYLE」(税込¥5,940)
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■「ZAMST」カーフスリーブ(両足入り・税込¥2,640)
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[写真]=兼子愼一郎

前橋育英行きを後押しした鈴木徳真の存在

[写真]=兼子愼一郎

まず、前橋育英高校へ進学した経緯を教えてください。
田部井 進路を考えた際に「地元の群馬県でサッカーを続けたい」という思いがありました。また、中学生のときに所属していた前橋FCの先輩たちが活躍しており、選手権で準優勝をするなど輝かしい成績を残す姿を見て、「前橋育英でやりたいな」と思ったんです。

高校選手権を見て、憧れていた選手はいましたか?
田部井 僕とはちょうど入れ替わりになってしまったのですが、14番を背負っていた鈴木徳真選手(徳島ヴォルティス)です。僕も3年生のときに14番をつけていましたが、やはりこれは特別な番号。徳真さんのプレーを見て、ボランチの深みを学べたと思っているので、憧れの気持ちは強いです。

高校生活では、どういった部分が成長したと感じていますか?
田部井 特に人間性は大きく成長したと思います。山田監督は私生活に対しても厳しく指導してくださり、そこで学んだ部分はプレーにも出ると感じていました。苦しいときにも踏ん張れるか、そうでないかというのは、そうした普段の取り組みで決まると思っています。

名門校ということもあって、厳しい練習も多かったのかなと思います。
田部井 例えばオフ明けの毎週火曜日は、1キロメートル走を10本やるなどボールを一切使わずフィジカルを徹底的に鍛えます。これを3年間やり続けました。だいぶキツかったですが、みんなで鼓舞しあいながら取り組んだことが、チームの団結力の向上にもつながったと思います。

夢の舞台での優勝経験が人生の原動力に

[写真]=兼子愼一郎

高校選手権を振り返ると、得られたものや思い出も多かったのではないでしょうか?
田部井
 中学生までは、自分のことは「群馬県内では通用するプレーヤー」という程度の認識だったのですが、高校生になって選手権で優勝したことで「自分の力は全国でも通用するんだ!」と自信を持てましたね。
 僕たちのチームは、高校選手権の時期だけでなく、普段から目標に向かって熱い気持ちで取り組んでいました。それこそが大事なことだったんだなと、優勝した瞬間に実感しました。

高校選手権でプレーしたなかで、特に印象に残っている瞬間はありますか?
田部井 優勝した瞬間ももちろんそうですが、特に覚えているのは3回戦の富山第一高校戦ですね。陸(飯島陸:ヴァンフォーレ甲府内定)がラストに決めた劇的ゴールが印象深いです。僕はこの試合中にケガをしながらも出場し続けていたのですが、最後に勝てたので「頑張って良かった」とすごく感動しましたね。

[写真]=兼子愼一郎

最高の形で高校生活を終えることができましたが、それまでに挫折した経験などはあったのでしょうか。
田部井 高校1~2年生のときは試合に出場できず苦しみました。とても悩みましたし、自分のプレーがうまく表現できない時期でもありました。あの時に自分一人で抱え込んでいたら、良い方向にはいかなかったと思います。でも、監督やコーチ、仲間に相談できる環境があったことが救いになりました。

そのなかでも、最も大きな支えになったのは誰ですか?
田部井 双子の兄である悠(早稲田大学)には、いつも相談をしていました。でも、一番印象に残っているのは、山田監督にサッカーノートを出したときのことです。そのときは、普段とは違ってノートに書く内容を一行で終わりにしたんですよ。「なぜ自分が試合に出られないのか分からないです」とだけ、書きました。

監督へのノートを1行だけ書いて出す、というのはかなり勇気がいりますね。
田部井 でも、山田監督はそれに対して怒らなかったんです。ノートの余白に、自分が足りていない部分をびっしりと書いてくれました。そのときに「この監督を絶対に優勝させたい」と思ったんです。

改めて、高校選手権での経験が今のサッカー人生にどのように影響していると思いますか?
田部井 あの大会で結果を出せたことは、大きな自信になったと思います。そのぶん、大学に入ってからは周りから「選手権に優勝した選手」という視線を感じるようになりました。
 だからこそ、頂点を追い続けなければいけないとも思いました。もう一度、もう二度、もう三度と日本一を取ることが、自分の価値を示し続けるためには必要なのだと。そういう意味では日本一になった経験は、人生の原動力になっていると思います。

高校選手権の舞台を一言で表すと、どういう場所だと思いますか?
田部井 「夢」や「憧れ」かなと。あれだけ観客が入る大会はなかなかないですし、3年間の集大成でもあります。僕自身、「何があっても選手権で優勝するんだ」という強い思いで努力し頑張ってきました。その成果が試される場所が、高校選手権だと思います。

大学で自身を見つめ直し“どのゾーンでも活躍できる選手”に

[写真]=兼子愼一郎

法政大学へは、どのような経緯で進学したのでしょうか。
田部井 インターハイでベスト4に入って、そこでスポーツ推薦をいただき入学しました。高卒でプロにいけなかったので、「強い大学で勝負したい」と考え法政大学への入学を決めました。ただ入学してすぐにレベルの差を感じて、それまでの自信はすべて持っていかれましたね。

ただ、そこから3年生でレギュラーとなり、横浜FC内定をつかみとりました。大学サッカーで成長した部分もかなりあるのかなと。
田部井 大学で壁にぶつかって、改めて自分自身をしっかりと理解することが重要だと考えました。そこで、僕はもっとキックの精度や前線への推進力を高めて“怖い”選手にならなければいけないと思ったんです。ビルドアップに関わるだけでなく、“どのゾーンでも活躍できる選手”になろうと。

「どのゾーンでも活躍できる選手」とは良い言葉ですね。田部井選手の特徴も、この言葉に集約されているのかなと思いました。
田部井 そのための軸として運動量は絶対に必要だと思っていて、「どこにでも顔を出す選手」になりたいです。そこに加えて、自分の武器である背後へのパスやビルドアップを含めた前向きなプレーを出していきたいです。中盤で勇気あるプレーができることが自分の特徴だと思っていますので。

今後のキャリアはどう描いていますか?
田部井 5年後には一番上にいたいですね。横浜FCは来シーズンからJ2で戦うことになるので、まずはチームを自分の力で再びJ1に戻すという強い思いを持ってサッカーをしたいです。
 来年は自分の弱点であるフィジカル的な部分に向き合う年にして、5年後にはA代表に入りたいです。今の時点では、松井蓮之(川崎フロンターレ内定)や角田涼太朗(前橋育英の同期:横浜F・マリノス)らに負けているので。でも、地に足をつけて取り組めば、5年間で絶対に変われると信じています。

大学やプロの世界で活躍するためにも、高校時代はとても大切です。最後に、高校選手権を目指す部活生にメッセージをお願いします。
田部井 高校サッカーの舞台を楽しみながら、仲間と同じ目標に向かって同じ熱量で頑張れる今の時間を大切にしてほしいです。とはいえ、そのためには技術を向上させチームとして勝ち続けなければいけません。楽しむだけでは結果が出ないこともあります。その両方を意識することは大変だと思いますが、輝かしい舞台を目指して頑張ってほしいですね。

田部井涼×日本シグマックス・スポーツ向けサポート&ケア製品「ZAMST」

選手としてより高みを目指すためには、毎日のコンディション維持が欠かせない。
大学サッカーの舞台で輝くトップ選手たちに、ケガを予防しベストのパフォーマンスを発揮する秘訣や、日本シグマックスが展開するスポーツ向けサポート・ケア製品『ZAMST(ザムスト)』シリーズの使用感などを聞いた。

[写真]=兼子愼一郎

4年生になってから負傷で長期離脱している田部井選手だけに、“ケガを予防する大切さ”を人一倍感じているかと思います。
田部井 そうですね。練習前後のセルフケアはもちろん、トレーナーやマネージャーにしてもらうマッサージなども含めて、ものすごく大事だと感じています。日頃からの準備ですべて変わってくると思うので。練習に対してだけでなく、自分の身体を常に考えてケアする姿勢や準備は大切だなと改めて実感しています。
ケガを予防する意味では、様々なサポート器具を使うのも一つの手段だと思います。ザムストのインソールを使用してみていかがでしたか?
田部井 初めてインソールを使いましたが、とても良かったですね。僕は昔から外側重心でサッカーをする癖があって、それが原因で股関節を負傷してしまいました。ちゃんと筋肉が使えないことでケガにつながってしまったんです。ザムストのインソールを履くと、足全体で身体を支えてくれる感覚があり、外側重心を補正してくれるように感じます。
なるほど、偏った重心を補正してくれるのですね。ふくらはぎをケアするカーフスリーブの使用感はどうでしたか。
田部井 特に移動中に使ってみたのですが、長時間経っても足がむくまない感じがすごく良いなと思いました。バスなどで長距離移動をしてから試合をすると、どうしても足に違和感が出てしまうんです。その原因となる疲れやむくみが解消される感覚が味わえるのは大きいですね。
足首のサポーターをつけてみた感想を教えてください。
田部井 プレーをしていると、自分でも気がつかないうちに軽い捻挫をしていることがあるんです。足首のサポーターがあると、そこを気にせずプレーできますね。しっかり踏み込めるし、100%の力が出せる安心感にもつながるので、自分のメンタルを保つ意味でも良いのではないでしょうか。テーピングなどと違って、足首につけても違和感がなく気にならない点が気に入っています。
この記事を読んで「身体のケアも意識していきたい」と考えている選手たちに、一言アドバイスをお願いします。
田部井 日々サッカーをしていると、疲労の蓄積や蹴り方のフォームのズレなど、様々な要因でケガをすることがあります。どれだけストレッチなどを入念に行ってもどうしようもない部分もあるので、足などをサポートするケア製品を使って予防してほしいです。僕の外側重心のように、どの選手にも自分の癖があると思います。そこを理解して、自分に合ったものをぜひ使ってみてほしいですね。

[写真]=兼子愼一郎

「ZAMST」サッカー用サポートアイテム

■「ZAMST」サッカー専用インソール「Footcraft FOOTBALL STYLE」(税込¥5,940)
製品の詳細は公式サイトにてご確認ください
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■「ZAMST」足首サポーター「FILMISTA ANKLE」(左右別・税込¥2,970
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[写真]=兼子愼一郎

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