2015.06.30

3戦5発の大暴れ…柏U-18FW中村駿太がドリームカップ優勝に導く

文=吉田太郎

「何かしてくれるのではないか」という期待感と、その期待に見事応えるプレー。FW中村駿太(柏レイソルU-18)は「U-16インターナショナルドリームカップ2015 JAPAN Presented by JFA」でエースと呼ぶにふさわしい活躍を見せ、U-16日本代表を全勝優勝へと導いた。

 コスタリカとの初戦では前半16分にDFをかわしてペナルティーエリアへ進入。GKとの一対一を制して決めた先制ゴールを皮切りに4得点を挙げた。そして「一番力があった」というフランス戦では64分に決勝点。中村は4月末から開催されたデッレナツィオーニトーナメント(イタリア)でクロアチアから2ゴールを決めるなど、5戦4発の活躍を見せていた。そして今大会は3試合5得点で得点王。世界相手にゴールを奪えることを証明している。

 今大会4得点のU-16日本代表FW中島元彦(セレッソ大阪U-18)は中村について、「動きだしだったり、決定力がすごい。FWとして大事なものをいっぱい持っているので練習から学ぶところがたくさんある」と羨望する。その得点パターンは多彩。今大会は得意としているスルーパスで抜けだしてからだけでなく、クロスからのヘディングシュート、ゴール前でのワンタッチシュートでも得点した。またクロスバー直撃のミドル弾や鋭いターンでDFを置き去りにしてから決定的なシュートを打ちこんだ。

 また、球際で踏ん張って強引にマイボールにする負けん気の強さと献身性も目についた。フランス戦では自身よりも10センチ、20センチ大きいDFとの戦いでは苦戦を強いられたが、「身長じゃ勝てないので外すとか、フリーになって裏のスペースへ抜けだすとか、意識して走りました。前半はフィジカルとかでやられている部分があったんですけど、あれは見せというか、やらせておいて後半そこで裏取ってやろうと思っていた」と我慢強く狙い続けて後半に決勝ゴール。ワンチャンスをしたたかさにものにする才能も披露した。

 柏レイソルU-12時代に全日本少年大会得点王を獲得するなど注目されてきたストライカー。日本には稀な決定力を備えたFWが、慢心することなく成長して日本により多くのゴールをもたらす。

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