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東福岡の“花形ポジション”担う木橋朋暉「出られなかったみんなのためにも絶対に勝とうと」

2018.01.01

尚志戦、終了間際に得点した木橋朋暉(手前) [写真]=梅月智史

取材・文=森田将義(提供:ストライカーデラックス編集部)

 3度の選手権優勝を誇る東福岡の代名詞と言えば、切れ味鋭いサイドアタック。破壊力抜群の左足を誇った古賀誠史氏(元横浜F・マリノス)や増山朝陽(横浜FC)など、その年代のトップクラスの実力者が務めてきた。

 東福岡の花形とも言えるポジションを今年、託されたのは木橋朋暉。「どうすれば良いところに蹴れるか、小さいころから考えながらやってきた」という高精度の左足キックと滑らかなドリブル突破を備えたサイドアタッカーだ。

 昨年は、大会の登録メンバー入りを果たしながら、試合には出られなかったため、今年にかける想いは強い。「2年連続、同じ場所で負けたくない」と口にしたように、昨年の東海大仰星に準々決勝で負けた際の会場が等々力だったことも、彼の闘志に火をつけた。

 尚志の戦いは、12月半ばに行われたプレミアリーグ参入戦でチェック済み。徳島ヴォルティスユースにサイドからのクロスで2点を許していたのは当然、東福岡も把握していたはずで、この日は木橋がいる左サイドからの攻撃に比重を置いた。試合前は「クロスではなく、シュートを意識していた」が、尚志も木橋が東福岡のストロングポイントであることは把握済み。中央をうまく封じられたため、思いどおりのプレーができなかったという。

 それでも、前半33分に、ペナルティーエリア左でボールを受けると、滑らかな切り返しでマークを2人かわし、ゴール前にパスを配球。反対サイドから走り込んだ沖野直哉がダイレクトで合わせて、先制点をお膳立て。「自分たちの理想どおりにいった得点」と森重潤也監督が称える形で、チームに勢いをもたらした。

 2点リードで迎えた試合終了間際の後半アディショナルタイムには、右CK付近でFKを獲得すると、「ファールをもらったときから積極的に狙ってやろうと思っていた」との言葉どおり、冷静に振りぬいた左足シュートをゴール右隅にたたき込んだ。「これで彼も自信が持てる。今後につながる1点」と森重監督が口にしたように、この日の活躍は選手権での活躍に弾みがつくはずだ。

「出られなかった3年生やスタンドにいるみんなのためにも絶対に勝とうと思っていた。選手権に行く前に出られないメンバーから、『絶対にやってくれよ。頑張ってくれよ』と言われたので、勝てて良かった」と胸をなで下ろしたように、負けられない理由がある。魅力的かつ驚異的な左足は、2回戦以降も相手にとって脅威になるはずだ。

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