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長澤皓祐と北川柊斗がゴール…筑波大が駒澤大撃破、暫定首位浮上

2016.05.28

チーム2点目となるPKを決め、笑顔で応援席へ駆け寄る筑波大FW北川柊斗 [写真]=内藤悠史

 JR東日本カップ2016 第90回関東大学サッカーリーグ戦1部 第9節が28日に行われ、味の素フィールド西が丘の第一試合では駒澤大学と筑波大学が対戦した。

 駒澤大は前節、早稲田大に3-2と勝利を収めた。74分と78分のゴールで逆転した会心の一戦で勝ち点3を積み上げ、3勝2分け3敗で7位につけている。2週連続で味フィ西で試合を行うだけに、良いイメージを持って連勝を目指したい。一方の筑波大は前節、桐蔭横浜大学との一戦を1-0で制した。勝ち点14で2位につけ、首位の明治大学との勝ち点差はわずかに「1」。優勝争いに食らいつくためにも、是が非でも勝利が欲しい一戦だ。

 スコアが動いたのは23分。均衡を破ったのは筑波大だった。左サイドからのパスを受けたMF長澤皓祐がペナルティーエリア右手前から右足を一閃。グラウンダーのシュートがゴール左隅に決まった。駒澤大は両サイド深くまで攻め込んだものの、クロスの精度を欠いて決定機を作るに至らなかった。

 1点ビハインドで迎えた後半、駒澤大は立ち上がりにゴールネットを揺らす。50分、ペナルティーエリア内での混戦からMF吉岡雅和が押し込んだが、オフサイドの判定。得点は認められなかった。駒澤大は以降もセットプレーから惜しいチャンスを作り出したが、ゴールには至らない。

 対する筑波大も60分、右サイドからのクロスにFW中野誠也が飛び込んでダイビングヘッドでゴールを狙ったが、枠の右へ。決定機を活かすことはできなかった。

 終盤は両チームともに選手交代で攻撃陣を入れ替えて打開を図る。ゴール前でのプレーが増えて激しい攻防が繰り広げられる中、次のゴールを奪ったのは筑波大だった。89分、右サイドからドリブルでカットインしたMF西澤健太がペナルティーエリア内で倒され、PKを獲得。FW北川柊斗が豪快に決め、リードを2点に広げて勝利を決定付けた。

 試合は2-0で終了。筑波大が完封勝利を収め、勝ち点を17に伸ばして暫定首位に浮上した。第8節終了時点で勝ち点15の明治大は29日に国士舘大学と対戦する。

 駒澤大は次節、6月4日に川口市青木町公園総合運動場の第二試合で桐蔭横浜大学と対戦。筑波大は6月5日、県立保土ヶ谷公園サッカー場の第一試合で日本体育大学と対戦する。

【スコア】
駒澤大学 0-2 筑波大学

【得点者】
0-1 23分 長澤皓祐(筑波大学)
0-2 90分 北川柊斗(筑波大学)

取材・文=内藤悠史

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