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6戦未勝利の早稲田大、慶應義塾大を下し今季2勝目/関東大学リーグ

2015.05.09

決勝点を挙げた早稲田大MF堀田稜 [写真]=平柳麻衣

 JR東日本カップ2015第89回関東大学サッカーリーグ戦1部リーグ第8節が9日に各地で開催。味の素フィールド西が丘で行われた第1試合では、早稲田大学と慶應義塾大学が対戦した。

 開幕戦で国士舘大学に1-0で勝利して以降、3分け3敗と6試合勝ち星から遠ざかり、最下位に沈んでいる早稲田大。対する慶應義塾大は今季3勝3分け1敗と好調を保ち、首位の国士舘大に勝ち点1差の2位につけている。今季最初の早慶戦は、対照的なチーム状況で迎えることとなった。

 集中応援日に指定されたこともあり、キックオフ前から駆けつけた両チームの応援団が熱気あふれる応援で会場を盛り上げる。

 立ち上がりは互いにアグレッシブな姿勢を見せ、一進一退の攻防が続く中、両サイドを大きく使った攻撃を仕掛ける早稲田大が徐々に流れを引き寄せる。9分、早稲田大は相手DFの中途半端なクリアボールを拾ったMF小林大地がシュートを放ったが、DFにブロックされる。11分には左サイドからのクロスをゴール中央で早稲田大FW宮本拓弥が待ち構えていたが合わせきれない。

 試合が動いたのは直後の14分。早稲田大は小林からのボールに抜けだしたMF堀田稜がループシュート。一度はゴールポストに弾かれたが、こぼれ球を自ら押し込み先制点を挙げた。

 先制後も早稲田大は攻撃の手を緩めることなく相手ゴールに迫る。21分、FW山内寛史が左サイドから巻いたシュートを放つが相手DFに当たり枠を捉えられない。

 リードを許してから、持ち味の鋭いカウンター攻撃をなかなか仕掛けられずにいた慶應義塾大は37分、FW渡辺夏彦が右サイド深くまで進入すると、フォローに入ったFW加瀬澤力がシュートまで持ち込んだが、ボールは右サイドネットの外を揺らしゴールならず。早稲田大が1点リードで前半を折り返した。

 後半の立ち上がりはビハインドの慶應義塾大が果敢に攻める。3分、DF井上大が左サイドをドリブルで突破し、折り返しのボールを最後は中央で加瀬澤が詰めたが早稲田大GK後藤雅明がセーブ。
 
 その後もスコアが動かない時間が続き、選手交代で打開を図った慶應義塾大は32分、MF端山豪の右CKを途中出場のMF黄将健がファーサイドで合わせたが、ボールはゴール左へ。

 終盤、怒涛の攻撃を仕掛ける慶應義塾大は後半アディショナルタイム、渡辺からエリア内でボールを受けたFW山本哲平が強烈なシュートを放ったが、相手DFにブロックされる。

 結局、最後まで集中力を切らさずに守り切った早稲田大が1-0で勝利。最大のライバル・慶應義塾大を破り、今季2勝目となる白星を挙げた。

 関東大学リーグ第9節は16日に行われ、早稲田大学は明治大学と、慶應義塾大は中央大学と対戦する。

【スコア】
早稲田大学 1-0 慶應義塾大学

【得点者】
14分 堀田稜(早稲田大学)

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