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神奈川を制した“高さ”…日大藤沢DF小野寺健也、準決勝と決勝で計4得点

準決勝と決勝で計4得点を挙げた日大藤沢DF小野寺健也(左) [写真]=内藤悠史

 12月30日に開幕する第93回全国高校サッカー選手権大会を控え、8日に神奈川県の地区大会決勝がニッパツ三ツ沢球技場で開催。DF小野寺健也がヘディングシュートで決勝点を挙げた日大藤沢が、厚木北を1-0で破って2007年(第86回大会)以来4回目となる全国大会出場を決めた。

 日大藤沢を全国へ導いたDF小野寺の決勝弾。29分、MF西尾隼秀が蹴り込んだ左CKに反応すると、打点の高いヘディングシュートでゴールネットを揺らした。身長183cmの2年生センターバックは、準決勝の桐蔭学園戦でもセットプレーから3得点を記録。DFながらハットトリックを達成した。「頭が2点と、肩が1点。全部上半身ですね」と笑って振り返った小野寺。ゴール前での空中戦に無類の強さを見せた背番号3は、決勝の舞台でも輝きを放った。

 準決勝での3得点は、当然ながら相手も知っている。マークがより厳しくなることが予想されたが、「マークが厳しいとはわかっていたけど、自分のヘディングでチームを救わなきゃと思っていた。1本目のCKで『これはいけそうだな』と思った」という。「CKになるとすごくウキウキして上がっていきます。『来た来た』という感じで」と屈託なく笑う。言葉通り、CKの際には笑顔を見せる場面もあった。

 ヘディングへの絶対の自信は、日々の練習に裏打ちされている。高校入学時には「Jリーグの下部組織出身の選手もいて少しビビったというか『やっていけるかな』と(不安に)も思った」そうだが、「自分の武器であるヘディングを試合で活かせるように頑張ってきました。日藤(日大藤沢)は全体的にヘディングが強いので、その中でも一番になりたいという気持ちはありました」と、自主練習を繰り返してきたことを教えてくれた。

 日大藤沢は7年ぶりに全国の舞台に進む。小野寺は県大会で破ってきた高校の名前を挙げたうえで「全部の学校に選手権への思いがあると思う。それに恥じないような、応援してもらえるようなプレーをして、日本一を取りたいです」と決意を語った。準決勝の試合後には桐蔭学園の選手にヘディングの強さを称えられ、「俺の分まで頑張ってくれよ」と託されたという。「それを聞いて改めて実感しました」。敗退校の思いをも背負った小野寺が跳躍する時、神奈川県を制した“高さ”が全国を驚かせるはずだ。

(取材・文=内藤悠史)

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