2014.04.11

関東大学リーグ最注目選手は仲川輝人、トラップ一つで溜息を誘う

仲川輝人【写真】=川端暁彦

 4月5日、関東大学リーグ開幕戦。西が丘のスコアボードに刻んだ数字は、6-0。関東大学リーグ三連覇中の専修大の強さは新シーズンでも健在である。そう強く印象付けるゲーム、1部復帰を果たした名門・駒澤大学を粉砕する試合だった。

 専修大のサイドアタッカーとして先発した仲川輝人は、今季の関東大学リーグにおける最注目選手と断じてしまっていいだろう。俊敏さと技巧を兼ね備え、対面するDFの自信を根こそぎ奪っていくようなプレーは今シーズンも変わらず健在だ。162cm・53kgの小さな体を、「相手の懐に入ってしまえばいい」とまるで苦にせず、むしろ武器として活用している。トラップ一つで会場の溜息を誘うプレーには、独特の華がある。本人も自分のワンプレーで沸く観衆の反応を楽しんでいたようで、余裕すら感じさせるほどだった。

 今季リーグ四連覇を果たせば、仲川世代は「リーグ戦は優勝しか知らずに卒業していく」ことになるのだが、守備陣の安定感も含めて考えると、「ありそう」としか言いようがない。仲川だけを止めれば何とかなるチームならばまだ対策も効きそうだが、専修大はそういうチームでもないのだ。このタレントを止める力は、駒大のみならず、果たして大学生にあるのかどうか。そんな思いすら抱かせる開幕戦だった。昨年の長澤和輝(現・ケルン)もそうだったが、大学サッカーという枠の中に限定すること自体、少しもったいなく感じるほどである。

 そんな状態で迎える最終学年で期待されるのは、精神面での成長だろう。最終学年の選手として責任を背負って戦う経験を自身の財産とできるかどうか。プレーに責任を負うという意味では、切り替えのスピードを含めた守備面での成長にも期待したい。その萌芽は、先日のデンソーカップ、そしてこの日の振る舞いからも少し見ることができた。

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