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ブラジルが29年ぶりのグループステージ敗退…ペルーの“神の手”ゴールに沈む

2016.06.13

手でクロスボールを押し込んだとされるラウール・ルイディアス(中央) [写真]=Getty Images

 コパ・アメリカ センテナリオ USA 2016のグループステージ第3戦が12日に行われ、ブラジル代表とペルー代表が対戦した。

 グループBはブラジル、エクアドル、ハイチ、ペルーの4カ国。同試合の前に行われたエクアドル対ハイチの試合でエクアドルが勝利を収めたため、エクアドルが決勝トーナメント進出を確定させた。そのため、この試合を制した方が決勝トーナメントに進出する。引き分けでも突破が決まるブラジルは、最終ラインの要であるDFミランダが戦列に復帰。出場停止のMFカゼミーロに替わってMFエリアスがアンカーの位置に入り、MFルーカス・リマが初先発となった。また、19歳のFWガブリエウもスタメン出場している。一方、ペルーはDFアルド・コルソ、MFアンディ・ポロらが新たにスタメン入りした。

 最初にチャンスを作ったのはブラジル。12分、左サイドのフィリペ・ルイスが距離のある位置から左足ミドルシュート。しかし、ここはなんとかGKペドロ・ガレセが弾き出してCKに逃れた。

 続く26分、エリアスが高い位置でボールをカットすると、そのままエリア右まで持ち込む。エリアスはエリア内中央のガブリエウへパスを入れると、ガブリエウが反転して左足シュートを狙ったが、GKガレセがなんとか防いだ。試合はこのままスコアレスでハーフタイムを迎える。

ミランダ パオロ・ゲレーロ

競り合うゲレーロ(左)とミランダ(右) [写真]=LatinContent/Getty Images

 ここまでチャンスがなかったペルー。49分、エリア手前でFKを獲得すると、キッカーのクリスティアン・クエバが直接狙った。ボールは壁を越えてゴール右に飛んだが、ここはGKアリソンがなんとか弾き返した。

 両チーム得点がないまま、試合は終盤に差し掛かる。スコアが動いたのは75分、右サイドでボールを持ったポロがドリブルで深い位置まで持ち込み、低いクロスを供給。ゴール前のラウール・ルイディアスがこれを押し込んでゴールネットを揺らす。この得点は一度、ルイディアスがハンドを犯したという判定で取り消されかけたが、主審は最終的にゴールを認めた。

ラウール・ルイディアス

ルイディアス(中央)の得点を喜ぶペルー代表の選手たち [写真]=Getty Images

 後半アディショナルタイム2分、ブラジルは右サイドのフッキが左足でクロスを入れる。ゴール前に走りこんだエリアスがももで合わせたが、ここはGKガレセの正面に飛んでしまった。

 その後もブラジルが反撃を試みたが、最後までペルーのゴールを割ることはできず。1-0でペルーがブラジルを下し、首位で決勝トーナメント進出を果たした。ペルーが公式戦でブラジルを下すのは、1975年のコパ・アメリカ以来41年ぶりのこと。一方、ブラジルは1987年大会以来、29年ぶりのグループステージ敗退となった。

 決勝トーナメントに進出したペルーは、17日に行われる準々決勝でコロンビアと対戦する。

【スコア】
ブラジル代表 0-1 ペルー代表

【得点者】
0-1 75分 ラウール・ルイディアス(ペルー代表)

【グループB順位表】
(左から消化試合数/勝点/勝敗/得失点差)
1位 ペルー 3/7/2勝1分/+2
2位 エクアドル 3/5/1勝2分/+4
3位 ブラジル 3/4/1勝1分1敗/+5
4位 ハイチ 3/0/3敗/-11

By サッカーキング編集部

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