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スアレス不在のウルグアイがまさかの敗退…ベネズエラが連勝で決勝T進出

2016.06.10

先制点を挙げたサロモン・ロンドン [写真]=Getty Images

 コパ・アメリカ センテナリオ USA 2016のグループステージ第2戦が9日に行われ、ウルグアイ代表とベネズエラ代表が対戦した。

 グループCはメキシコ、ウルグアイ、ジャマイカ、ベネズエラの4カ国によって決勝トーナメント進出が争われている。優勝候補のウルグアイは、激戦の末にメキシコとの初戦を1-3で落とした。この試合でも勝ち点3を逃すとグループステージ突破が難しくなる。一方、ジャマイカを1-0で破ったベネズエラは、2大会ぶりの決勝トーナメント進出を狙う。ウルグアイはこの日も負傷明けのFWルイス・スアレスはスタメンから外れ、2トップはFWエディンソン・カバーニとクリスティアン・ストゥアニとなった。ベネズエラは19歳のMFアダルベルト・ペニャランダを左サイドハーフで起用した。

 試合開始早々の8分、ベネズエラにアクシデントが発生する。ロベルト・ロサレスが左足を痛めて負傷交代。アレクサンデル・ゴンサレスが緊急出場した。

 最初のチャンスはウルグアイ。15分、右サイドのマキシ・ペレイラがクロスを入れると、ファーサイドのアルバロ・ゴンサレスが頭で落とし、カバーニがボレーシュートを狙う。しかし、ここはミートすることができなかった。

 両チームともなかなか決定機を作ることができない。ウルグアイは31分に右サイドでFKを獲得すると、ガストン・ラミレスが左足で鋭いクロスを入れる。誰も触れなかったボールは左ポストを直撃。惜しくも得点にはつながらなかった。

 スコアが動いたのは36分。ベネズエラは右サイドのアレハンドロ・ゲラがハーフウェイラインを越えたところからロングシュートを狙う。GKフェルナンド・ムスレラの頭上を越えて触れたボールはクロスバーを直撃したが、こぼれ球をサロモン・ロンドンが押し込んで、ベネズエラが先制に成功した。このまま1-0でベネズエラがリードしてハーフタイムを迎える。

 後半立ち上がりの54分、1点を追うウルグアイが右CKを獲得。カルロス・サンチェスのクロスをホセ・マリア・ヒメネスが頭ですらし、ファーサイドのストゥアニがワントラップからシュートを狙った。しかし、ここは惜しくもクロスバーの左上に外れた。

 ここでベネズエラに決定機が訪れる。68分、自陣ゴール前でピンチを防ぐと、一気にカウンターに転じる。左サイドを突破したペニャランダがゴール前までドリブルで運び、エリア内左から右足シュート。しかし、ここはGKムスレラがなんとか左足に当てて追加点を与えない。

 流れを変えたいウルグアイは、73分にG・ラミレスを下げてディエゴ・ロランを投入した。さらに78分にニコラス・ロデイロ、80分にマティアス・コルホを連続投入。スアレスはアップを続けたものの、出場は叶わなかった。

 90分、ウルグアイに決定的なビッグチャンスが訪れる。ロデイロからパスを受けたカバーニがエリア内に進入し、フリーで右足シュートを放った。しかし、これをまさかのゴール右に外してしまい、得点につなげることができない。このままベネズエラが1-0で逃げ切り、連勝を飾った。同試合後に行われたメキシコ対ジャマイカの試合で、メキシコが2-0の勝利を収めたため、ベネズエラとメキシコの決勝トーナメント進出が決定した。一方、2011年大会王者のウルグアイは2連敗を喫し、ジャマイカともにグループステージ敗退となった。

 13日に行われる第3戦で、ウルグアイはジャマイカ代表と、ベネズエラはメキシコ代表と対戦する。

【スコア】
ウルグアイ代表 0-1 ベネズエラ代表

【得点者】
0-1 36分 サロモン・ロンドン(ベネズエラ代表)

【グループC順位表】
(左から消化試合数/勝点/勝敗/得失点差)
1位 メキシコ 2/6/2勝/+4
2位 ベネズエラ 2/6/2勝/+2
3位 ウルグアイ 2/0/2敗/-3
4位 ジャマイカ 2/0/2敗/-3

By サッカーキング編集部

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