セネガル代表のCASへの上訴手続きが承認[写真]=Getty Images
アフリカネイションズカップ2025(AFCON2025)の優勝を巡るセネガル代表とモロッコ代表の問題が新たな展開を迎えることになるようだ。
アフリカサッカー連盟(CAF)の控訴委員会は今月17日、2025年12月から2026年1月にかけて開催されたAFCON2025の決勝戦であるセネガル代表vsモロッコ代表に関して、試合結果の変更を発表していた。
試合は、セネガル代表が1ー0で勝利を収め、2大会ぶり2度目のチャンピオンになっていたものの、試合終了間際のPK判定を巡り問題が発生。90+6分、モロッコ代表MFブライム・ディアス(レアル・マドリード)が相手ペナルティエリア内で倒され、主審はVAR(ビデオアシスタント・レフェリー)を経て、1度はPKを宣告。すると、直前にゴール取り消しのきわどい判定を受けていたセネガル代表側が猛抗議。最終的に、セネガル代表のパペ・ティアウ監督は選手をピッチから退かせようとロッカールームへ先導した。
試合は約15分間中断されたものの、セネガル代表のキャプテンを務めるFWサディオ・マネ(アル・ナスル)がチームを説得して再開。PKはB・ディアスがパネンカで狙うも、GKエドゥアール・メンディ(アル・アハリ・サウジ)がセーブ。そのまま延長戦にもつれ込み、セネガルが1ー0で勝利を収めていた。
モロッコ代表側は、試合を放棄してベンチに下がったセネガル陣営を批判。モロッコサッカー連盟(MFF)は試合翌日、CAFとFIFA(国際サッカー連盟)に対して上訴に動いていた中、CAFが控訴を受理し、アフリカネイションズカップの大会規則第82条および第84条に抵触したため、「セネガルが試合を放棄した」とみなし、3ー0でモロッコの勝利という決定を下した。
その後、今度はセネガルサッカー連盟(FSF)がCAFが下した決定に対し、「自らの権利とセネガルサッカーの利益を守るため、できるだけ早くローザンヌにあるスポーツ仲裁裁判所(CAS)に上訴手続きを開始する予定です」とし、試合結果をCASに委ねる意向を発表していた。
そんな中、CASはFSFが正式な手続きを開始したことを確認した。そして、仲裁委員会が任命され、この件を審理する予定だが、双方による法的論拠の提出期間に関する複雑な手続き規則があるため、CASは「手続きのスケジュールを予測したり、審理の日程を示すことは不可能だ」と、今回の問題解決に長期間を要するとの見立ても伝えている。
CASのマテュー・リーブ事務局長は同声明の中で「CASは、専門的かつ独立した仲裁人の支援を得て、この種の紛争を解決するための十分な体制を整えています。チームとファンが最終決定を待ち望んでいることは承知しており、すべての当事者の公正な審理を受ける権利を尊重しつつ、仲裁手続きを可能な限り迅速に進めるよう努めます」と述べている。
なお、一連の出来事を受け、現地時間26日にはパリで大規模な記者会見が開かれる予定だ。
FSFのプレスリリースには「CASの決定を踏まえ、アフリカサッカー連盟は、2025年アフリカネイションズカップ決勝とセネガルサッカー連盟による上訴に関して、連盟とその役員を代表する弁護士チームが記者会見を開く予定である。この声明により、スポーツ仲裁裁判所への上訴の根拠と今後の予定を提示される」との説明があった。
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By サッカーキング編集部
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