セルティックに所属する前田大然(撮影は前節ダンディー・ユナイテッド戦) [写真]=Getty Images
スコティッシュ・プレミアシップ第35節が4日に行われ、セルティックはレンジャーズの本拠地に乗り込んだ。
前節、敵地で行われたダンディー・ユナイテッド戦を5-0で制したことで、セルティックはスコティッシュ・プレミアシップ3連覇を決めた。直近の14シーズンで13度目のリーグ制覇となり、クラブ通算55回目のリーグタイトルを手にした。
既にタイトル争いの行方に決着はついたが、今節は今季公式戦5度目にして最後となるレンジャーズとの“オールドファーム”。消化試合だろうと、両クラブのプライドのために負けるわけにいかない一戦に向けて、前田大然、旗手怜央はともにスターティングメンバーに名を連ねた。
試合は26分、敵陣右サイドでレンジャーズが得たフリーキックの場面で、ニコラス・ラスキンがヘディングシュートでゴールネットを揺らしたものの、ここはオフサイドのため得点は認められない。それでも、前半終了間際の44分にはレンジャーズが先制に成功。ペナルティエリア内でモハメド・ディオマンデからのパスを引き出したシリル・デセルスが、相手を振り切ってから左足で冷静に流し込んだ。
セルティックは後半に入ると試合を振り出しに戻す。57分、敵陣左サイドでロングパスを引き出した前田が、ファーストタッチで持ち出すも、2タッチ目が長くなって相手にクリアされる。それでも、前田はスピードを緩めることなく相手に寄せていき、クリアボールが自らの体に当たって跳ね返ると、こぼれ球を拾ったアダム・イダが右足でシュートを叩き込んだ。
試合はこのまま1-1でタイムアップ。今季最後の“オールドファーム”は痛み分けのドローで終了し、セルティックは今季“宿敵”相手の成績を2勝1分2敗(※PK戦も勝利に含める)とした。前田、旗手ともにフル出場を果たしている。
By サッカーキング編集部
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