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“ドローン偵察問題”のカナダ女子代表…勝ち点減点処分に対し上訴「選手らが関与していない行為」

2024.07.30

パリ五輪に臨んでいるカナダ女子代表 [写真]=Getty Images

 カナダ女子代表に下された勝ち点減点処分に対し、カナダオリンピック委員会(COC)とカナダサッカー協会(CSA)がスポーツ仲裁裁判所(CAS)へと上訴したようだ。29日、イギリスメディア『BBC』などが伝えている。

 現在開催中のパリオリンピック2024(パリ五輪)に臨んでいるカナダ女子代表。25日に行われた初戦では、ニュージーランド女子代表を相手に2-1の逆転勝利を収めたが、この試合前にカナダ女子代表がニュージーランド女子代表の練習をドローンで偵察していたことが発覚し、大きな問題となっている。警察と国際オリンピック委員会(IOC)の調査により、ドローンを操作していたのがカナダ女子代表の非公認アナリストであるジョセフ・ロンバルディ氏だったことが判明。カナダオリンピック委員会は、ロンバルディ氏と同氏のアシスタントコーチであるジャスミン・マンダー氏のチーム離脱と帰国を発表し、カナダ女子代表のプリーストマン監督は指揮の自主的な辞退と謝罪の声明を表明した。

 今回の騒動を受け、FIFAは日本時間28日にFIFA懲戒規定(FDC)第13条(攻撃的な行動およびフェアプレーの原則の違反)およびOFT規則の第6.1条(責任)の違反に抵触したとして、カナダ女子代表に対して、勝ち点6の減点処分と20万スイスフラン(約3500万円)の罰金処分を科すことを発表。プリーストマン監督、ロンバルディ氏、マンダー氏に対し、1年間のサッカー関連のあらゆる活動に参加することを禁止する(資格停止処分を科す)ことを発表した。

 そんななか、カナダ女子代表への勝ち点減点処分を不服としたカナダオリンピック委員会とカナダサッカー協会が、スポーツ仲裁裁判所に上訴を行ったという。カナダサッカー協会は処分の撤回か処分の軽減を求めており、異議申し立ての理由について「処分の不均衡」に基づきながら「ポイント減点は選手らが関与していない行為に対して不当に処罰するものであり、ニュージーランドとの試合の公平性を回復するどころではない」と主張しているようだ。

 なお、プリーストマン監督らの処分に対して上訴はしておらず、スポーツ仲裁裁判所による最終決定はイギリス時間31日午前11時頃に下される見込み。ここまでカナダ女子代表はグループAで2連勝を飾っているものの、減点処分により勝ち点「0」の3位に沈んでいる。今回の上訴の結果は、決勝トーナメント進出に向けた大きなポイントとなってくる。

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