代表ウィークを終え、2週間ぶりに戻ってきたシンガポールプレミアリーグ。アルビレックス新潟シンガポールは前節タンピネスローバーズFCに今季初黒星を喫し、今節はリスタートのためにも重要な一戦となる。
これまで途中からの切り札としての出場が多かった、9番ドリブラーの深代陸が今シーズン初スタメン。試合開始から激しいプレッシャーをかけてくる相手に対して自由にプレーさせてもらえず、3分には左サイドの裏を取られる。
8分、ニッキーが前線の守備からボールを奪うとドリブルで駆け上がり、李忠成に横パス。李がこのボールをスルーし、久乗聖亜のラストパスを受けると冷静にゴールに押し込み先制。待望の今シーズン初ゴールが決まる。
17分、自陣でボールを失うと相手のシュートが不運にもブロックに行ったDFの足に当たってコースが変わってゴールイン。ハッサンサニーも反応していたがわずかに届かず、同点弾を許す。
相手のプレッシャーも激しくなかなかシュートまでいけなかったアルビSだが、前半の終盤に怒涛の攻撃を見せる。43分、中盤で奪った横山翔大のスルーパスから久乗が抜け出すとダイレクトで体を捻ってシュート。わずかに枠を捉えきれない。
立て続けの前半ロスタイム、高橋亮のスルーパスにニッキーが抜け出しシュートも相手GKに阻まれる。
しかし、直後のコーナーキック、ファーサイドで不破が折り返すと混戦から最後はCBの川地が押し込み勝ち越しの2点目をゲット。2-1のリードで前半を折り返す。
後半開始とともにニッキーに代えて駒木秀人を投入する。試合を楽に進めるためにも追加点が欲しいアルビS。
集中した立ち上がりを見せるといきなりチャンスが。ゴール前の混戦から横山が落ち着いてコントロールし駒木へラストパス。裏へ抜け出した駒木が冷静に押し込み3点目! 駒木は途中出場後ファーストプレーでゴール。
流れに乗ったアルビは54分、ペナルティエリア内で相手DFと一対一となった深代が相手とうまく入れ替わって抜くと、角度のないところからキーパーの取れないニア上に強烈なシュート。スーパーゴールで観客を沸かせる。
57分、前線ヘロングボールを送ったこぼれ球を深代がヘディングで前に送ると途中出場の小松慧の目の前へ。絶好のチャンスボールをボレーで豪快にたたき込み、5点目。小松にとっては待望の今シーズン初ゴールとなった。
運動量の落ちた相手に対して攻撃を止めないアルビS。右サイドで受けた横山がカットインして中に入り、ファーサイドにクロス。ファーで待っていた駒木が中へ折り返すと小松が冷静にスルーし、フリーになっていた久乗が左足でシュート。6点目を記録する。
DF陣も集中して後半は相手の攻撃陣に全くプレーさせず、シャットアウト。6-1で試合は終了した。
途中出場のフレッシュな選手も結果を残し、6人の得点者全員が異なるほどに多彩な攻撃パターンを見せたアルビS。アウェイの地まで来たサポーターに勝利を届けた。
次節は4/5(水)バレスティアカルサFCと対戦する。


【日時】
2023年4月1日(土) 20:30キックオフ
【対戦相手】
ゲイランインターナショナルFC
【会場】
アワタンピネスハブ
【スコア】
アルビレックス新潟シンガポール:6
ゲイランインターナショナルFC : 1
■次節の予定
2023シンガポールプレミアリーグ MD7(アウェイ)
2023年4月5日(水) 20:30キックオフ
VSバレスティアカルサFC
@ビシャンスタジアム
By サッカーキング編集部
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