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ポルトガル代表、新監督の最優先候補はモウリーニョ氏? ローマと“兼任”の可能性も

2022.12.22

モウリーニョ監督がポルトガル指揮官に? [写真]=Getty Images

 ポルトガルサッカー連盟(FPF)が、同国代表の次期監督として、現在ローマを率いるジョゼ・モウリーニョ監督にアプローチしている模様だ。『スカイ・イタリア』が21日に現在の交渉状況を伝えている。

 FIFAワールドカップカタール2022でポルトガル代表はグループHを首位で通過。決勝トーナメント1回戦ではスイス代表を6-1で下し、16年(4大会)ぶりにベスト8入りを果たしたが、準々決勝ではモロッコ代表に0-1で敗れた。大会終了後、FPFはフェルナンド・サントス前監督の退任を発表。2014年から約8年間に渡って指揮を執り、EURO2016での初優勝、2018-19シーズンのUEFAネーションズリーグ(UNL)制覇など、同国にいくつかのタイトルをもたらしていたサントス氏が指揮官の座から降りることが決まっていた。

 後任に注目が集まる中、候補として名前が浮上したのがモウリーニョ監督だ。これまでにチェルシー、レアル・マドリード、マンチェスター・Uなどを率いた経験があり、各国のリーグ制覇だけでなく、ポルトとインテルで指揮を執った際にはチャンピオンズリーグ(CL)でビッグイヤーも掲げた。数々の名門クラブで成功を収めてきた一方で、これまでに代表チームを率いた経験はない。モウリーニョ監督が指導者キャリアで初めて代表チームを率いることとなるのか、注目が集まっていた。

 今回の報道によると、現在FPFはモウリーニョ監督を最優先の候補と考え、説得に動いているという。一方で、モウリーニョ監督とローマの契約は2024年夏までとなっており、セリエAの再開も年明けに迫っているため、即座に回答を出すことは難しいと見られている。仮にモウリーニョ監督がポルトガル代表監督就任を受け入れた場合、ローマ指揮官との“兼任”も候補となっている模様。クラブとの交渉も必要となるため、FPFはできる限り早くモウリーニョ監督から明確な回答を得るべく話を進めているようだ。

 また、モウリーニョ監督が首を横に振った場合、次点での候補はU-21ポルトガル代表を率いるルイ・ジョルジ監督だという。また、カタールW杯終了後にオランダ代表の監督を退任することが決まったルイ・ファン・ハール氏も「もしポルトガル代表が声を掛けてくれるならば、まずは耳を傾けるだろう。現時点でそれ以上のことは発言できない」と話しており、興味を示していることを自ら明かしていた。

 果たして、次期ポルトガル代表監督の椅子には、誰が座ることとなるのだろうか。今後の動向に注目だ。

By サッカーキング編集部

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