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鹿島・三竿健斗がサンタ・クララへ完全移籍「夢だったヨーロッパで成功するという新たな挑戦を」

2022.12.12

 鹿島アントラーズは12日、MF三竿健斗サンタ・クララ(ポルトガル1部)へ完全移籍することを発表した。

 現在26歳の三竿は東京ヴェルディユースからトップチームデビューを果たし、2016年に鹿島へ移籍。在籍7年でJ1リーグでは181試合に出場して4得点、2020年からはキャプテンを2年間務めた。カップ戦には通算で22試合に出場し1得点、天皇杯は東京V時代も含めて18試合出場で1得点、ACLには23試合出場。今シーズンはJ1リーグで33試合2得点、カップ戦は6試合1得点、天皇杯は4試合に出場した。


 移籍先のサンタ・クララは現在、ポルトガル1部のプリメイラ・リーガで14位に位置しており、日本人FW田川亨介が在籍。移籍が決定した三竿は鹿島のクラブ公式サイトで以下のようにコメントしている。

▼ 三竿選手コメント
このたび、ポルトガルのCDサンタ・クララへ移籍することになりました。
19歳でアントラーズの一員になってから7年間、限られた人にしかできない経験をたくさんしました。うれしいことよりも悔しい、苦しい時間の方がたくさんありましたが、その分選手、人間として大きく成長できたと思っています。

鹿島アントラーズ』というクラブを外から見ていた時はタイトルを獲っているのが当たり前で、簡単に獲ってしまうという風に見えていました。ですが、当たり前に見えているものが当たり前ではない、タイトルを1つ獲ることがどれだけ苦しくて難しいものかということを身をもって知ることができました。

ここで数々の偉大な選手たちとともに日々プレーし、最高のアントラーズファミリーの皆さんとタイトルを獲得して喜びを分かち合えた時間は本当に幸せでした。近年、そういった喜びをファミリーの皆さんと味わうことができない中での移籍はすごく悩みました。それでも最後、人生を振り返った時に後悔をしない選択を考えた結果、移籍をする決断をしました。『この決断をして正解だった』と言えるよう、子どもの頃から夢だったヨーロッパで成功するという新たな挑戦をします。

2018年のACL決勝、ホームでの第1戦のカシマスタジアムの緊張感、熱量、雰囲気、一体感、手拍子は一生忘れられないです。あの雰囲気の中でプレーできて、本当に幸せでした。常に熱い応援と高い基準で支えてくれたサポーターの皆さんには、本当に感謝しています。たくさんいいニュースを届けられるように頑張ってきます。最後まで読んでいただきありがとうございます。7年間、ありがとうございました。

By サッカーキング編集部

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