前節の結果を受けて首位のライオン・シティ・セイラーズと勝ち点で並んだアルビレックス新潟シンガポール。他チームの結果よりも目の前に試合に向けて一戦必勝で臨む。
立ち上がりの2分からアルビSは攻める姿勢。田中幸大が相手のクリアをカットすると遠い距離から浮いたボールをボレーシュート。わずかに枠の右側に外れていきなりの先制点とはいかず。
前半11分にピンチを迎える。相手のコーナーキックに対して古賀が前に出るが触れずヘディングを許す。しかしこれをゴールライン上にいた田中がクリア。ギリギリでかきだす。
しかし直後のコーナーキックでこぼれ球を押し込まれ、失点。大量得点での勝利を目指すアルビSだったが逆に先制点を許す。
しかし20分、センターサークル付近からのフリーキックで出津がゴール前にボールを供給すると、ファーで田中が触って折り返し、最後は李忠成。同点に追いつく。
前半のうちに同点に追いつくも相手のハードワークを受けるアルビS。攻撃の形を作れないまま1ー1で前半を折り返す。
後半の頭から攻勢を仕掛けるアルビS。49分、出津のコーナーキックに針谷が折り返して李がネットを揺らすがファールの判定。
55分にはクロスボールを田中が折り返して、小林幹がフリーでヘディングするが枠を捉えられない。
簡単には逆転とはいかないが攻め続けるアルビSへ、スタジアム内の歓声は自然と大きくなっていく。
そして69分、歓喜の瞬間が。針谷の得意の左足のフィードに抜け出したのは李忠成。完全に相手の前に入り冷静に決め切り、クオリティの違いを見せつける。
以降の時間帯、攻撃力でらしさを見せつけることはできなかったが、勝ちにこだわったアルビS。86分には前線の李に変えて守備的なポジションの高橋真広を投入し、守備的な戦い方にシフトチェンジし、なんとかクローズしたアルビS。
決して簡単ではない試合だったが勝ちきり、3連勝達成。また、他会場の結果により再び首位に返り咲いた。
しかし、自分たちがやるべきことは勝ち続けるために一戦一戦戦うこと。チーム共通の認識として持ち、残り4試合を戦う。
次戦はアウェイでゲイランインターナショナルと対戦する。
【日時】
2022年9月10日(土) 17:30キックオフ
【対戦相手】
ヤングライオンズ
【会場】
ジュロンイーストスタジアム
【スコア】
アルビレックス新潟シンガポール:2
ヤングライオンズ: 1
【アルビレックス新潟シンガポール得点者】
20′ 李忠成
69′ 李忠成
■次節の予定
2022 SPL第25節(アウェイ)
2022年9月16日(金) 19:45キックオフ
VS ゲイランインターナショナルFC
@アワ タンピネスハブ
By サッカーキング編集部
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