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シャフタール、FIFAに損害賠償を要求か…契約特例措置により約70億円の損失?

[写真]=Getty Images

 ウクライナ・プレミアリーグのシャフタールが、FIFA(国際サッカー連盟)に対し、損害賠償を要求しているようだ。18日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 FIFAは今年3月、ウクライナ情勢の影響を受けた選手、クラブ、コーチを効果的に支援する目的で、移籍のルールを一時的に改正。ウクライナサッカー協会(UAF)またはロシアサッカー連盟(FUR)に加盟するクラブの外国籍選手および指導者は、期限までに所属クラブとの間で契約に関して双方合意に至らなければ、2022年6月末まで一時的に契約解除となり、他国のクラブへ移籍することが可能となっていた。

 6月にはFIFAが特例措置の延長を発表。ウクライナとロシアの外国籍選手と指導者は、2022年6月30日までにクラブと双方合意に達しなかった場合、また書面で別途合意しなかった場合、2023年6月30日まで所属クラブとの雇用契約を停止する権利が与えられることとなっていた。

 『BBC』によると、シャフタール側はFIFAの特例措置の影響で、他クラブとの移籍交渉を進めていた4人の選手がシャフタールとの一時的な契約解除に伴い、移籍金なしで他クラブへ移籍したと主張しているとのこと。その結果、本来見込めていた5000万ユーロ(約70億円)の移籍金を回収することができず、クラブが損失を被ったと訴えているという。

 シャフタールのセルゲイ・パルキン会長は『BBC』に対し、「FIFAの極めて不公平な裁定の結果、私たちは今後、契約が期待される取引から大きな収入を失うことになる。また、ウクライナのクラブが戦争に直面している状況を考えると、FIFAがこれらのクラブに対してほとんど敬意を払っていないことを強調したい。ウクライナのサッカークラブが戦争開始以来直面している危険な状態を無視しているかのようだ」と、FIFAを批判。また、CAS(スポーツ仲裁裁判所)に宛てた文書の中で次のように綴り、FIFAの特例措置によってクラブが多大な損失を被ったと強調しているという。

「FIFAの規定によって、シャフタールは4人の選手を総額約5000万ユーロ(約70億円)で移籍させる機会を失った。4人の選手は交渉から即座に手を引いた。選手の代理人が、移籍金なしでクラブを去ることで、新しい雇用主とのより有利な取り決めを確保できるように、交渉から撤退するよう助言したからだ」

 『BBC』によると、シャフタールは4300万ポンド(約71億円)の損害賠償をFIFAに要求しているという。果たして事態は今後、どう進んでいくのだろうか。

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