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ユーヴェやバイエルン、ローマなどでプレー…DFベナティアが現役引退を発表

2021.12.09

ベナティアが現役引退を発表 [写真]=Getty Images

 ファティ・カラギュムリュク(トルコ1部)の元モロッコ代表DFメディ・ベナティアが9日、現役引退を発表した。

 現在34歳のベナティアはマルセイユの下部組織出身。2008年夏に加入したクレルモンで評価を高め、2010年夏にウディネーゼへと完全移籍した。2013年夏には移籍金1350万ユーロ(当時レートで約17億5000万円)でローマへとステップアップ。2013-14シーズンのセリエA2位フィニッシュに貢献した。

 2014年夏に移籍金2800万ユーロ(当時レートで約38億円)でバイエルンへと完全移籍したが、同クラブでは負傷の影響もあって定位置を確保できなかった。2016年夏に買い取りオプションが付随した期限付き移籍でユヴェントスに加入し、翌年夏に同クラブへ完全移籍した。

 2019年1月にはユヴェントスからアル・ドゥハイル(カタール)へと完全移籍。今夏からカラギュムリュクに所属していたが、負傷の影響もあって同クラブでの出場は6試合にとどまっていた。

 セリエAでは通算153試合に出場し、ユヴェントス時代に3度のリーグ獲得と2度のコッパ・イタリア優勝を経験。ブンデスリーガでは通算29試合に出場し、2度のリーグ優勝と1度のDFBポカール優勝を果たした。さらにチャンピオンズリーグは予選も含めて通算31試合に出場。アル・ドゥハイル時代にはFIFAクラブワールドカップでもプレーした。

 また、2008年にデビューしたモロッコ代表では通算66試合に出場し、FIFAワールドカップロシア2018などでプレーした。

 ベナティアは自身の公式インスタグラム(m.benatia5)で次のように投稿し、家族や元チームメイト、ファンへの感謝をつづった。

「幼い頃からの夢はただ一つ、プロのサッカー選手になることだった。そのために自らを厳しく律し、犠牲を払い、そして何よりも、キャリアの各段階で新たな目標を設定しなければならなかった」

「神様のおかげでプロのサッカー選手になるという幸せを手に入れたが、この職業でよく言われるように、一番難しいのは最初の契約を結ぶことではなく、最後までやり遂げることだ。15年以上にわたってサッカー界に関わり、最も権威のある大会にも出場してきたが、そのキャリアに終止符を打つことにした」

「これまでのキャリアの中で、自分を高めてくれる素晴らしい人たちと出会ってきた。これまでプレーしてきたすべてのクラブ──マルセイユ、ロリアン、トゥール、クレルモン、ウディネーゼ、ローマ、バイエルン、ユヴェントス、アル・ドゥハイル、カラギュムリュク──に敬意を表したい。この仕事のおかげで、私は母国を代表することができた。モロッコ代表とは、様々なアフリカネーションズカップや、特に2018年のワールドカップなど、忘れられない瞬間を共に過ごした」

「最後に、今まで私を支えてくれた人たち、両親、妻、子供たち、代理人、親友、そして私をフォローしてくれている皆さんに感謝したい。あるものの終わりは、常に別のものの始まりだと言われる。それでは、またお会いしましょう」

By サッカーキング編集部

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