ソサ（左）がモドリッチ（中央）らとともに選出、レビッチ（右）が招集されず [写真]＝Getty Images
クロアチアサッカー連盟（HNS）は17日、9月に控える2022 FIFAワールドカップ カタール・欧州予選の3試合に臨む同国代表メンバーを発表した。
クロアチア代表を率いるズラトコ・ダリッチ監督は、ミランに所属するFWアンテ・レビッチを招集外に。レビッチは今夏に行われたEURO2020・決勝トーナメント1回戦でスペイン代表に敗退後、自身の公式Instagramのストーリーにダリッチ監督への批判ともとれる内容を投稿。同選手のパフォーマンス自体が批判を集めていたなか、チームの規律を乱す行為として物議を醸していた。
一方、シュトゥットガルトでMF遠藤航やDF伊藤洋輝とともにプレーし、ブンデスリーガ開幕節では3アシストの活躍を披露したDFボルナ・ソサが、A代表に初選出された。ソサは世代別のクロアチア代表でプレーしていたものの、ダリッチ監督からはなかなか声がかからず。そんななか、母親がドイツ出身であるソサに対し、ドイツサッカー連盟（DFB）がアプローチ。同選手は5月にドイツ国籍を取得し、ドイツ代表入りの意思を公言していた。
しかし、ソサが22歳でU－21クロアチア代表の試合に出場していたことが代表変更に関する国際サッカー連盟（FIFA）の新ルールに抵触するため、ドイツ代表入りは不可能であることが判明。後日、同選手はHNSを通じて「誤った決断をした」と謝罪の声明を掲載していた。
MFルカ・モドリッチら2018年のロシアW杯準優勝メンバーを現在も複数擁するクロアチア代表は、予選グループHでここまで2勝1敗の首位。9月1日にロシア代表、同4日にスロヴァキア代表、同7日にスロヴェニア代表と対戦する。
クロアチア代表のメンバーは以下の通り。
▼GK
ドミニク・リヴァコヴィッチ（ディナモ・ザグレブ）
シモン・スルガ（ルートン／イングランド2部）
イヴィツァ・イヴシッチ（オシエク）
▼DF
ドマゴイ・ヴィダ（ベシクタシュ／トルコ）
デヤン・ロヴレン（ゼニト／ロシア）
ボルナ・バリシッチ（レンジャーズ／スコットランド）
ドゥイェ・チャレタ・ツァル（マルセイユ／フランス）
ヨシプ・ユラノヴィッチ（レギア・ワルシャワ／ポーランド）
フィリプ・ウレモヴィッチ（ルビン・カザン／ロシア）
ヨシュコ・グヴァルディオール（ライプツィヒ／ドイツ）
ミレ・シュコリッチ（オシエク）
ボルナ・ソサ（シュトゥットガルト／ドイツ）
▼MF
ルカ・モドリッチ（レアル・マドリード／スペイン）
マテオ・コヴァチッチ（チェルシー／イングランド）
マルセロ・ブロゾヴィッチ（インテル／イタリア）
マリオ・パシャリッチ（アタランタ／イタリア）
ニコラ・ヴラシッチ（CSKAモスクワ／ロシア）
ルカ・イヴァヌシェツ（ディナモ・ザグレブ）
ニコラ・モロ（ディナモ・モスクワ／ロシア）
▼FW
イヴァン・ペリシッチ（インテル／イタリア）
アンドレイ・クラマリッチ（ホッフェンハイム／ドイツ）
ミスラフ・オルシッチ（ディナモ・ザグレブ）
アンテ・ブディミル（オサスナ／スペイン）
マルコ・リヴァヤ（ハイドゥク・スプリト）
アントニオ・ミルコ・チョラク（マルメ／スウェーデン）
▽予備メンバー
MF トマ・バシッチ（ボルドー／フランス）
MF ロヴロ・マイェル（ディナモ・ザグレブ）
MF ルカ・スチッチ（ザルツブルク／オーストリア）
FW クリスティヤン・ロヴリッチ（NHKゴリツァ）
By サッカーキング編集部
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