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アルビレックス新潟シンガポールが完勝で首位返り咲き…次節勝利で優勝決定

2020.12.03

 前節で首位を争うタンピネスとの直接対決に敗れ、アルビレックス新潟シンガポールは2位に後退した。今節対戦するのは、5シーズンぶりのシンガポール・プレミアリーグを守備的なサッカーで戦うタンジョンパガー・ユナイテッド。逆転優勝の可能性を信じるアルビSは、敗戦から気持ちを切り替えて目の前の試合に全力で臨んだ。スタメンは前節から1名変更。オン・ユエンに代わり、ファイロス・ハサンが3試合ぶりの先発復帰となった。

 試合は前半から5バックでブロックを作るタンジョンパガーに対し、アルビSがそれを崩しにかかる展開。後方からパスを繋いでチャンスを伺うが、ゴール前に人数をかけるタンジョンパガー守備陣の壁は厚く、もどかしい時間帯が続く。佐久間理央やファイロスもミドルシュートを放って、相手DFを引き出そうとするが、なかなか狙い通りにはいかない。44分には、谷口遼弥が左サイドを突破して決定機を迎えるが、これも決め切れることができず。前半は両チームスコアレスで折り返す。

 前節、後半の立ち上がりに猛攻を許した反省を活かして、アルビSは後半開始からギアを上げる。すると46分、ゴールキックを武田航太朗が跳ね返し、西口黎央がヘディングで前線にパスを送ると、抜け出した土井智之が相手GKに倒されてPKを獲得。プレッシャーのかかる場面だったが、土井は冷静にGKの動きを見てゴール。今季のゴール数を2ケタに乗せるとともに、アルビSに大きな先制点をもたらした。その後、追加点を決めたいアルビSは、勢いを緩めることなく相手ゴールに迫る。後半から交代出場の両ウイング、三塚龍哉と西口が外に開いてボールを引き出し攻撃のスイッチを入れると、シュートまで至るシーンを数多く作る。しかし、シュートを良いコースに放つことができず、追加点を奪うことができない。それでも迎えた88分、左サイドで得たコーナーキック。三塚がファーサイドにボールを送ると武田が相手DFに競り勝ち、ヘディングでゴールを決める。アルビSは武田の今季初ゴールでリードを2点に広げる。さらに3分後。再び三塚のコーナーキックに、今度は土井がニアサイドへ走り込んでドンピシャヘッド。華麗にゴールネットを揺らして追加点をあげると、試合はこのまま終了。3-0での勝利を収めた。

 他会場の結果により、再び首位に返り咲いたアルビS。2位タンピネスとの勝点差は1である。最終節はホーガン・ユナイテッドとのアウェーマッチで、キックオフはシンガポール時間17:30(日本時間18:30)。この試合に勝てば文句なし、2季ぶりの優勝だ。


2020 SPL第13節(ホーム)

【日時】
2020年12月2日(水) 19:45キックオフ

【対戦相手】
タンジョンパガー ユナイテッドFC

【会場】
ジュロンイーストスタジアム

【スコア】
アルビレックス新潟シンガポール:3
タンジョンパガー ユナイテッドFC:0

【アルビレックス新潟シンガポール得点者】
48′ 土井 智之
89′ 武田 航太朗
90+3′ 土井 智之

■次節の予定
2020 SPL第14節(アウェー)
2020年12月5日(土) 17:30キックオフ
vs ホーガン ユナイテッドFC
@ホーガンスタジアム

By サッカーキング編集部

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