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“究極のお買い得”…移籍金ゼロで獲得できる大物外国人選手11名を選出

2019.01.05

現在無所属となっている選手たち [写真]=Getty Images

 2019年が幕を明け、冬の移籍市場がオープンした。2日には、チェルシーがドルトムントのアメリカ代表MFクリスティアン・プリシッチを発表。移籍金は6400万ユーロ(約80億円)と、早くもビックディールが成立した。

 もっとも、大半のクラブにとって、冬の移籍市場は「人員整理」と「戦力補填」の意味合いが強い。シーズンの折り返しを迎え、前半戦で上手くいかなかった部分を改善することが最優先。戦力の穴埋めを行うべく、狙うのはピンポイント補強だろう。

 そこで“究極のお買い得”と言えるのが、無所属の選手たちだ。どのクラブにも属していないため、移籍金は必要ない。もちろん、実力的に問題を抱えた選手も多いが、過去にトップレベルで活躍し、数々の実績を残してきた大物プレーヤーもまた存在する。たとえピークを過ぎていたとしても、豊富な経験をチームに還元できるという点で存在価値はあるはずだ。

 そこで今回は、移籍金ゼロで獲得可能な大物外国人選手を11名選出。新シーズンへ向けて補強を進めるJリーグの各クラブにとっても魅力的な戦力となるであろうプレーヤーたちをピックアップしてみた。

写真=Getty Images

ペペ

(1983年2月26日/ポルトガル/DF)

ペペ

2017年夏までレアル・マドリードに所属し、ロシアW杯にも出場していたペペ。昨季からトルコのベシグタシュでプレーしていたが、昨年12月に契約を解除。突如として、フリーになった。その後、ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズへの移籍が取り沙汰されたが、ポルトガルへ帰国する可能性も浮上している。

ヤヤ・トゥーレ

(1983年5月13日/コートジボワール/MF)

ヤヤ・トゥーレ

昨季限りでマンチェスター・Cを退団したあと、古巣オリンピアコスに復帰したが、わずか3カ月で契約を解消。出場5試合でチームを去ることになった。全盛期のような活動量はないが、プレミアリーグで優勝3度、また欧州制覇も経験している選手はそう多くいないため、貴重な駒となるはずだ。

パトリス・エヴラ

(1981年5月15日/フランス/DF)

パトリス・エヴラ

マンチェスター・Uやユヴェントスで数々のタイトルを獲得してきたフランス屈指の左サイドバック。昨年2月、ウェストハムと短期契約を結んだが、延長を勝ち取れずフリーに。今年5月に38歳の誕生日を迎えるが、再び公式戦のピッチに立てるだろうか。

ディミタール・ベルバトフ

(1981年1月30日/ブルガリア/FW)

ディミタール・ベルバトフ

(写真は2015年4月のもの)

ブルガリア代表の歴代最多得点記録を保持し、全盛期にはトッテナムやマンチェスター・Uで活躍したベルバトフ。2017年8月にインドのケーララ・ブラスターズと契約を交わすと、セントラルMFとしてプレーするなど新境地を開拓した。しかし、リーグ戦9試合の出場に留まり、昨年4月に退団。監督業への関心を認めているが、引退を宣言しないのは現役に未練があるからかもしれない。

グレン・ジョンソン

(1984年8月23日/イングランド/DF)

グレン・ジョンソン

チェルシーとリヴァプールで公式戦250試合以上に出場し、イングランド代表としても54キャップを記録しているベテランDF。昨季限りでストークを退団したあとは所属先がない状態が続いており、キャリアの岐路に立たされている。

ロベルト・フート

(1984年8月18日/ドイツ/DF)

ロベルト・フート

あの“ミラクル・レスター”の一員だったフート。しかし、昨季はケガに見舞われて公式戦出場ゼロに終わった。契約満了に伴い退団を余儀なくされると、どこからも声がかからず無所属に。最近になって、主力DFに負傷者が出た2部リーズのファンの間で“フート待望論”が浮上しているという。

アントニオ・ノチェリーノ

(1985年4月9日/イタリア/MF)

アントニオ・ノチェリーノ

ミラン所属時には、「ジェンナーロ・ガットゥーゾの後継者」と称されたハードワーカー。2016年のミラン退団後は、渡米してオーランド・シティでプレー。その後、半年間の浪人生活を経てセリエBのベネヴェントに加入したが、昨年12月に契約を解消した。まだまだ動けるだけに、引き取り手が現れるのを望むばかりだ。

アルベルト・アクイラーニ

(1984年7月7日/イタリア/MF)

アルベルト・アクイラーニ

(写真は2017年4月のもの)

プロデビュー当時は将来のイタリアサッカー界を背負って立つと言われた。しかし、2009年のローマ退団以降はケガにも悩まされ、各クラブを転々とする日々が続く。そして、昨夏にラス・パルマスを退団すると無所属になった。意外性あふれるパスをピッチ上で再び披露する日は訪れるだろうか。

ジュゼッペ・ロッシ

(1987年2月1日/イタリア/FW)

ジュゼッペ・ロッシ

度重なる大ケガに見舞われながら、ビジャレアルやフィオレンティーナで活躍してきたロッシ。しかし、昨季所属したジェノアではリーグ戦9試合出場1得点の成績に留まり、退団が決まった。数週間前、代理人が古巣フィオレンティーナにラブコールを送ったが、クラブ側は復帰に否定的な見解を示している。

オスカル・ウスタリ

(1986年7月3日/アルゼンチン/GK)

オスカル・ウスタリ

2005年のU-20W杯優勝メンバーで、2008年の北京オリンピックでは、リオネル・メッシやセルヒオ・アグエロらと共に金メダルを獲得した。母国アルゼンチンの他、スペインやイングランドでプレーしたあと、2016年にメキシコのアトラスに加入。2年半にわたって在籍したが、昨夏に退団後は浪人生活が続いている。

フロランタン・ポグバ

(1990年8月19日/ギニア/DF)

フロランタン・ポグバ

(写真は2017年2月のもの)

マンチェスター・Uに所属するMFポール・ポグバの実兄。昨夏のロシアW杯では、フランス代表が優勝を決めた後にピッチに降り立ち、弟と喜びを分かち合う姿が目撃された。しかし選手としては、トルコのゲンチレルビルリイを昨季限りで退団して以降、無所属状態に。弟のコネもフル活用して、再就職を決めたいところだ。

(記事/Footmedia)

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