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辞任のアイルランド代表オニール監督「ドイツを下した夜を忘れない」

2018.11.22

辞任を発表したマーティン・オニール監督 [写真]=Getty Images

 アイルランド代表を率いていたマーティン・オニール監督が辞任後、惜別のコメントを残した。イギリスメディア『スカイスポーツ』が21日に伝えている。

 アイルランドサッカー協会(FAI)は21日、同国代表を率いていたオニール監督が辞任したことを発表した。また、助監督を務めていたロイ・キーン氏、GKコーチのシェイマス・マクドナ氏、アシスタントコーチのスティーブ・グッピー氏も同様にチームを離れることが決定したと発表している。

 オニール監督の辞任に際してのコメントをアイルランドサッカー連盟が次のように掲載している。

「5年間、アイルランド代表のサッカーチームを指揮することは大きな名誉だった。これは私の生涯の野望の1つであったし、このような機会を与えてくれたことに感謝したい」

「イタリアを破ったときのリールの夜を、ダブリンで当時世界王者のドイツを下した素晴らしい夜を、カーディフでウェールズに勝った夜を、忘れることはないだろう」

「アイルランドのファンは、熱狂的なアイルランドの精神を具現化した“モチベーションの源”だった。チームへの熱心なサポートに感謝している。また、選手と構築した関係も非常に誇りに思っているよ。選手たちは、ファンと同じ精神を持ち、ピッチに立っている」

「ロイ・キーンやシェイマス・マクドナなど、素晴らしい貢献をしてくれたスタッフにも感謝している。次の冒険を楽しみにしている」

 オニール監督はレスター、セルティックなどのクラブで指揮官を務めた後、2013年11月からアイルランド代表を指揮。ユーロ(欧州選手権)2016ではチームを同国史上最高順位のベスト16進出に導いていた。2018 FIFAワールドカップ ロシア・欧州予選ではプレーオフまで進出したものの、デンマーク代表に敗れて本大会出場は叶わなかった。

 今年9月から始まったUEFAネーションズリーグ・リーグBでアイルランド代表はデンマーク代表、ウェールズ代表と同じグループ4に入るも、2分2敗の成績で終了。リーグCへの降格が決定していた。ロシアW杯欧州予選終了後にオニール監督は2020年まで契約を延長し、ユーロ2020までアイルランド代表の指揮を執ると見られていたが、この結果を受けて辞任することとなった。

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