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マネがPK失敗のセネガル敗退…カメルーン、ブルキナファソが4強へ/アフリカ選手権・準々決勝

2017.01.29

チュニジアに2発快勝を収めたブルキナファソが準決勝への進出を決めた [写真]=Icon Sport via Getty Images

 アフリカ・ネーションズカップ2017の準々決勝の2試合が28日に行われた。

 第1試合では、グループAでカメルーン代表やガボン代表を抑えて首位通過したブルキナファソ代表と、グループBで2位のチュニジア代表が激突した。最初のビッグチャンスはブルキナファソに訪れる。22分、右サイドをプレジュス・ナクルマ(無所属)が突破すると、ベルトラン・トラオレ(アヤックス/オランダ)がエリア右からループ気味のシュートを放つが、バーに直撃して得点には至らない。一方のチュニジアも33分、右CKをニアサイドでタハ・ヤシン・ヘニシ(エスペランス・チュニス/チュニジア)が逸らすが、ボールは右ポストをかすめて外れた。

 後半に入ってもスコアが動かないまま時間が経過した81分、ブルキナファソはエリア手前の好ポジションでハンドによりフリーキックを獲得。トラオレが蹴り出し壁からずらすと、交代したばかりのアリスティド・バンセ(ASECミモザ/コートジボワール)が右足のミドルシュートをゴール右隅へと突き刺した。直後の84分、フィールドプレイヤーが前線に上がりきっていたチュニジアを尻目にブルキナファソがカウンター。クリアボールを拾ったナクルマがドリブルを開始すると、飛び出してきたGKアイマン・マスルーティ(エトワール・サヘル/チュニジア)もかわして独走。そのまま無人のゴールに流し込んで、チュニジアを突き放した。そのまま試合はタイムアップを迎え、ブルキナファソが2-0で勝利し準決勝進出を決めた。チュニジアは2大会連続のベスト8止まりとなっている。

 第2試合では、グループB位首位のセネガル代表とグループAを2位通過したカメルーン代表が対戦。最初に流れを掴んだセネガルは20分、右サイドからのクロスがこぼれると、エリア手前から走り込んだシェイフ・クヤテ(ウェストハム/イングランド)が飛び出したGKジョセフ・オンドア(セビージャ・アトレティコ/スペイン)の頭上を超えるヘディングを放ったが、バーの上に外れた。カメルーンも36分、右サイドを突破したベンジャミン・ムカンジョ(ロリアン/フランス)が折り返そうとするが、相手選手に当たったボールをGKアブドゥライェ・ディアロ(チャイクル・リゼスポル/トルコ)が弾いてゴールを許さない。

 後半に入っても均衡状態が続いたこの一戦。両チームともにチャンスを作りながら、両GKの好守に阻まれてゴールを割ることができない。延長戦に入って前半アディショナルタイム1分、カメルーンはジャック・ズア(カイセリ・エルジイェススポル/トルコ)がエリア内でフリーとなったが、シュートはGKディアロにセーブされる。一方のセネガルは延長後半アディショナルタイム2分に、サディオ・マネ(リヴァプール/イングランド)のスルーパスにムサ・ソウ(フェネルバフチェ/トルコ)が抜け出すが、しっかりとした体勢でシュートを放てず枠外に。そのままタイムアップとなり、決着はPK戦に委ねられることになった。

 PK戦では、先攻のセネガル・後攻のカメルーンともにミスがなく4-4となる。セネガルは5人目にマネが登場するが、真ん中へのキックはGKオンドアにセーブされてしまう。対するカメルーンは5人目のヴァンサン・アブバカル(ベジクタシュ/トルコ)がきっちり沈めて試合を終わらせた。

 この結果、セネガルとチュニジアがベスト8で姿を消し、ブルキナファソとカメルーンが準決勝に駒を進めることとなった。準々決勝の残り2試合は、29日に行われる。

■準々決勝
ブルキナファソ 2-0 チュニジア
セネガル 0-0(PK 4-5) カメルーン

▼29日開催
DRコンゴ - ガーナ
エジプト - モロッコ

By サッカーキング編集部

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