会長が所属選手の売り込みを行ったと報じられているベンフィカ [写真]=Getty Images
ベンフィカの会長を務めるルイス・フェリペ・ヴィエイラ氏が中国に向かい、同クラブに所属する選手の売り込みをかけていたようだ。12日付のポルトガル紙『ア・ボーラ』が伝えている。
同紙によれば、ヴィエイラ氏はサッカー界で最も影響力のある代理人の1人として知られているジョルジュ・メンデス氏とともに中国を訪問。中国スーパーリーグに在籍する複数のクラブのオーナーと会談し、ベンフィカに所属する選手の売り込みをかけていたという。特に、同クラブに所属するメキシコ代表FWラウール・ヒメネスを積極的に売り込み、売却交渉を進めていたようだ。
現在25歳のヒメネスは、2012年のロンドン・オリンピック優勝メンバーの1人。2015年夏にアトレティコ・マドリードからベンフィカに移籍すると、昨シーズンはリーグ戦28試合出場5ゴールを記録した。今シーズンもリーグ戦10試合に出場して5得点をマーク。しかし先発出場の機会は少なく、現状ではFWの三番手にとどまっている。
なお同紙は、R・ヒメネスの他にも、GKジュリオ・セーザル、DFルイゾン、FWジョナスといった元ブラジル代表選手たちについても、中国クラブに売り込みを図った可能性があると指摘。ヨーロッパでは、スター選手を次々に引き抜いていく中国勢を脅威と見る向きもあるが、多額の移籍金を得られるというメリットを考慮すれば、ベンフィカのように売り込みをかけるクラブは今後も増えていくかもしれない。
(記事/Footmedia)
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