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メッシが母国のコメディ俳優と対談 代表復帰、髪色、息子について語る

2016.09.05

バルセロナに所属するアルゼンチン代表FWメッシと息子のチアゴくん [写真]=Anadolu Agency/Getty Images

 バルセロナに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、母国の有名コメディ俳優であるミンゴ氏との対談で、普段はなかなか見せることのない素の自分をさらけ出した。

 アルゼンチン代表を心から愛するミンゴ氏は、自身が1963年の放送開始からホストの1人を務める長寿バラエティ番組『Polemica en el Bar』で、これまで幾度となくメッシに激励のメッセージを送って来た。そして、メッシがこの夏行われたコパ・アメリカ センテナリオ USA 2016の決勝で敗れた直後に代表からの引退を表明した際には、「メッシ、我々には君がどうしても必要だ。お願いだから、これからも人々に喜びと幸せを与えて欲しい」と懇願した。

 その後、結果的にこれら熱い思いに応える形で代表引退を撤回したメッシは、ミンゴ氏との初対面で心からの感謝を表した。

「貴方からのメッセージは僕の心の深いところに届いた。その言葉の一つ一つが持つ思いやりは、今回だけでなくいつも僕の胸に響いている。感謝のひと言だけでは表すことができないよ。今日この場にいられるのはとてつもない喜びだ」

 メッシは一方、このオフシーズンに髪の毛を金色に染めるという衝撃的なイメージチェンジを行ったことについて、一昨年のワールドカップ、昨年および今年のコパ・アメリカと3年連続で国際大会の決勝で敗れるという不運に決別するためであることを説明した。

「再びゼロからスタートするために、僕は自分に変化を付けた。多くの混乱や苦しい事が自分の身に起きてしまったので、『この流れを断ち切って、やり直さなければならない』と自分に言い聞かせた」

 また、息子のチアゴ君について質問されたメッシは、「午前も午後も幼稚園の送り迎えを毎日している」と述べる一方で、サッカーへの興味は今のところ殆どないことを告白した。

「チアゴにはたくさんボールを買ってあげるつもりも、サッカーを無理強いするつもりもない。実のところ、彼はそれほど好きそうじゃないんだ。もちろん、サッカーに目覚めてくれれば、嬉しい一歩になるけれどね」

文=北村敦

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