SVホルンの指揮官に就任した濱吉正則監督 [写真]=SV HORN
日本代表FW本田圭佑(ミラン)のマネジメント事務所であるHONDA ESTILO株式会社は11日、同社が経営権を持つSVホルン(オーストリア3部)の新監督に濱吉正則氏が就任したと発表した。
現在2位につけているSVホルンは4日、「2部昇格へ向けてチーム一丸となり残りのシーズンを戦う上で、クラブ側と考え方や方向性の違い」があったとして、2015年6月から指揮を執っていた46歳のクレア監督を解任。10日に敵地で行われたリーグ第22節のアドミラ・ジュニア戦(3-3の引き分け)は、コーチのクリストフ・ヴェスターターラー氏が監督代行としてチームを率いていた。
新監督に就任した44歳の濱吉氏は、柏レイソルU18監督や名古屋グランパスのトップチームコーチ、徳島ヴォルティスのユース監督を歴任。スロヴェニアのプロクラブでトップチームのコーチを務めた経験もあり、UEFA(欧州サッカー連盟)公認のプロコーチライセンスを保有している。指導者としてヨーロッパで活動していた際には、故ブランコ・エルスナー氏(元オーストリア代表監督/1985年〜1988年)の下で指導経験を積み、ヨーロッパサッカーの指導や育成を体得してきたという。
クラブは同氏の就任について、「ヨーロッパの文化と育成の大切さの両方を理解する同氏の考え方に共感するとともに、日本人のメンタリティや本田圭佑自身のフィロソフィーをクラブに浸透できる最適な人材だと考え、今回の監督就任に至りました」と説明した。
濱吉氏は、「この歴史あるチームで監督が出来ることは非常に名誉なことであると感じています。これから皆さんに名前を憶えていただき、応援していただけるよう努力していきます。目指すサッカーは、攻撃的なコンパクトでモダンなサッカーです。攻守に渡りダイナミックでアグレッシブに全員がハードワークし、グループでもチームでもそして個人でも意外性をもったプレーで、個々の選手が躍動しコレクティブに戦えるホルンスタイルを構築していきたいと考えています」とコメントした。
By サッカーキング編集部
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