中国が韓国に1-0で勝利。この結果、なでしこはリオ五輪出場を逃すことが決まった [写真]=足立雅史
リオデジャネイロ・オリンピック 女子サッカー アジア最終予選の第4節が7日に行われ、中国女子代表と韓国女子代表が対戦。1-0で中国が勝利を収め、なでしこジャパン(日本女子代表)と韓国の敗退が決まった。
3試合を終えて勝ち点7で2位につける中国と、勝ち点2で4位の韓国が激突した。16時35分にヤンマースタジアム長居でキックオフを迎えた同試合、中国が引き分け以上の結果を残した時点でなでしこジャパンの3位以下が確定し、敗退が決まるという状況だった。また、韓国も中国から勝利を収めなければ敗退となる。
試合は序盤から拮抗した展開となり、互いに決定機を作るに至らない。スコアレスでハーフタイムを迎えるかと思われた43分、均衡を破ったのは中国だった。左サイドからのクロスにワン・シャンシャンが反応。打点の高いヘディングシュートを決め、中国が1-0で前半を終えた。
後半は逆転を目指す韓国が攻勢をかけ、中国がカウンターで応戦する展開となった。自陣に引いてブロックを作る中国に対し、韓国はボールポゼッション率こそ高めたものの、なかなかゴール前へ進入することができない。一方の中国は82分にカウンターからゴールを脅かしたが、韓国GKキム・ジョンミが好セーブで追加点を許さなかった。
韓国は最後までゴールを決めることができず、試合は1-0で終了。中国が1点を守り切って勝利を収め、勝ち点を10に伸ばした。この結果、勝ち点1で5位に沈むなでしこジャパン、同2で4位に位置する韓国の3位以下が確定。なでしこジャパンは2000年のシドニー大会以来、4大会ぶりにオリンピック出場を逃すこととなった。
敗退が決まったなでしこジャパン。今大会は残り2試合、7日19時35分キックオフの第4節ベトナム戦、9日19時35分キックオフの最終節、北朝鮮戦に臨む。
今予選は、2月29日から3月9日にかけて大阪府で開催。日本、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)、オーストラリア、中国、韓国、ベトナムの計6チームが参加し、総当たりのリーグ方式で、上位2カ国にリオ五輪の出場権が与えられる。
【スコア】
中国女子代表 1-0 韓国女子代表
【得点者】
1-0 43分 ワン・シャンシャン(中国女子代表)