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ブラッター会長、疑惑に対する調査の公平性に疑問「異端審問のよう」

2015.12.10

FIFAの会長を務めるブラッター氏 [写真]=FIFA via Getty Images

 FIFA(国際サッカー連盟)のゼップ・ブラッター会長がFIFAによる尋問と処分の公平性に疑義を唱え、「異端審問のようだ」と非難した。イギリス紙『テレグラフ』やイギリスメディア『BBC』が8日付で報じている。

 FIFAの倫理委員会から90日間の活動停止処分を受けているブラッター会長には、1億ドル(約123億円)の賄賂をFIFAの元幹部らに支払った疑惑がかかっている。『BBC』によれば、スポーツマーケティング会社の『ISL』を通し、同会長がテレビ放映権の見返りとして賄賂を渡したという。

 しかし、ドイツのTV局『ARD』のインタビューで、ブラッター会長は「私が自身に関して言えることは、自分が誠実な人間だということだけだ」と無実を主張し、続けて「ただ、私は自惚れていたようだ。周りの人々を信頼していたが、信頼は裏切られることとなった。当時は裏切りにさえ気づかなかったよ」と述べている。

 さらに、「先入観にとらわれた尋問。まさにカソリックの異端審問のようだ。失望しているし、たまに悲しくなることもある。憎んではいないがね。憎悪は嫉妬を生み、怨恨を生む。怨恨は誰の人生にも何ももたらしはしない」と語り、FIFAによる審問を不当としている。

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