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FIFAブラッター会長がIOC委員を退任へ…年齢制限がネックに

2015.08.04

FIFAのゼップ・ブラッター会長 [写真]=Getty Images

 FIFA(国際サッカー連盟)のゼップ・ブラッター会長が、年齢制限のためにIOC(国際オリンピック委員会)の委員を退任することになったようだ。イギリス紙『ガーディアン』が3日付で伝えている。

 同日、ブラッター会長は1999年から2期務めてきたIOCの任期の終わりを迎えた。ブラッター会長には次の選挙に立候補してさらにIOCの委員を続ける意思があったようだ。しかし、IOCには80歳以上の委員が任務に就くことを禁止する年齢制限があり、来年の3月で80歳になるブラッター会長が再任したとしても7カ月で辞めなければならない。

 IOCのトーマス・バッハ会長は、再選に向けての立候補を辞退する主旨の書状をブラッター会長本人から受け取ったことを明らかにしている。クアラルンプールで行われたIOCの総会で、バッハ氏は「彼(ブラッター会長)はもし再選したとしても7カ月間で委員を辞めなければならないことを知っており、再選を目指して立候補することが適切でないことを理解してくれた」と語った。

 ブラッター会長以外にも、国際アーチェリー連盟のジム・イーストン名誉会長やコロンビア人のアンドレス・ボテロ氏など計7名が年齢制限のために再立候補を見送っている。また、FILA(国際レスリング連盟)のネナド・ラロビッチ会長とセネガル・オリンピック委員会のディアグアナ・ヌディアエ会長が新たにIOC委員として選出されている。

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