インドネシアで会見を行ったナインゴラン(右)ら [写真]=AS Roma via Getty Images
アジアツアーを行っているローマの5選手がインドネシアの空港で税関を通過できず、イタリアに帰国することになった。24日付のイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』など各メディアが報じている。
ローマはインターナショナル・チャンピオンズ・カップ(ICC)2015のオーストラリアラウンドに出場し、大会終了後はイベントのためにインドネシアを訪れることになっていた。
しかしその途中、税関で止められたコートジボワール代表FWジェルヴィーニョ、同FWセイドゥ・ドゥンビア、コロンビア代表FWビクトル・イバルボ、パラグアイ代表FWアントニオ・サナブリア、セルビア代表MFアデム・リャイッチの5名がインドネシアに入国出来ず、最終的にはイタリアに一足早く戻ることになったという。
なお彼らが入国できなかった理由については詳しく明かされていないとのことだが、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、必要な文書が存在しなかったためだと報じている。
また、ローマのイタロ・ザンジCEO(最高経営責任)は 以下のようにコメントしている。
「我々は空港で不幸な状況に見舞われ、とてもイライラさせられた。5名の我々の選手が入国することを許されなかった。彼らは今ローマに戻っている最中だ。本当に残念なことだ。我々がこの時に向けて行ってきた準備を考えるとね。インドネシアの地元のサッカーにはいくつかの問題があるものの、我々は『ASローマ・インドネシアデー2015』を組織し、そこに完全なチームを持って行きたかった」
「残念ながら、今の状況はそうではないし、選手にとってもクラブにとっても肯定的なことではない。ここで求められているあらゆることをやってきた。しかし重要なのはインドネシアのファンだ。なぜならそれこそがここに来た理由だからだ」
(記事提供:Qoly)